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玄理meets長谷川博己 無いものを見えるように…空間で演じる表現者たち

実写版『進撃の巨人』や、『劇場版MOZU』など多くの映画作品に出演し、役柄によって別の顔をみせる俳優・長谷川博己。彼の最新作は「エヴァンゲリオン」シリーズの…

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長谷川博己&玄理/photo:Michimaro Takeuchi
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■庵野秀明のこだわりぬいた演出

玄理:庵野さんの演出で変わったものはありましたか?

長谷川:庵野さんはやっぱりこだわりがすごいですね。なかなかあれ程こだわり抜ける方はいないと思います。

玄理:例えばどんなときにこだわっていると思ったんですか?

長谷川:カメラが8台くらいあって、壁を取っ払って8台で撮って、今度は隣の壁を取っ払って8台で撮って…。あとはリサーチ力がすごいですね。事実に基づいて作っていると感じました。庵野さんにいろいろ聞くと、そんなに意味の大きいものなんだと思う部分がたくさんあって、台本を読めば読むほど新しい発見に気づかされました。映画もシンプルなストーリーだけどその中で行われている細かいところは専門的すぎてかなり難しいこともあるんですよね。でも観ていると全部が繋がって理にかなってる。この作品は未来のあり方を庵野さんが指し示しているなと思いました。

玄理:カメラ8台はどんなカメラだったんですか?

長谷川:もちろん映画用のいいカメラがメインですが、iPhoneもありましたね。あとはデジタルカメラとか…8台以上あったかもしれないですね。実際iPhoneの映像も使ってるって言ってました。

玄理:みたいですね! アプリを入れて画質を揃えて…って聞いたことがあります。専門的なセリフが多かったと思うのですがどうでしたか?

長谷川:内容を理解するのに時間がかかりましたね。会話の速度も速いですし、その中で即断して決めていく政治家の会話はなかなか面白いものがありました。

玄理:政府の機関なども調べたりしたんですか?

長谷川:そうですね、実際に取材しても本音で話してくれないかもしれないと思ったので政治家に近い友達に「こういう場合はどういう意図があると思う?」とか聞いて、「裏側でこういう欲があればこうするだろう」とかそういう話を聞いたりしましたね。

玄理:長谷川さんの役って出世欲が強い役ではなかったですよね?

長谷川:いや、出世欲がなければあのポジションにいなかったと思います。欲が表面に出ていなかっただけで矢口が40歳前に官房副長官の立場になれるということは、なくはないかもしれないけど、普通に考えたら若い人が抜擢されることは考えられないんじゃないでしょうか。大人の事情がありつつも選ばれるんですよ。選ばれてからも目立ちすぎると足を引っ張られると思うんです。だからそこに矢口の人物像の答えがあるなって。矢口は人とどう接するのか、周りからどう見られているのか。ということを庵野さんと相談し、想像しながら役を組み立てていきました。
《シネマカフェ編集部》

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