※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【インタビュー】新海誠監督、最新作『君の名は。』に強い手応え 集大成にして新たなスタートライン

この夏、新海誠旋風が日本中で吹き荒れる! 監督最新作『君の名は。』はそう断言したくなる驚きと感動にあふれた、フレッシュな傑作だ。新海監督本人も「過去作はこの作品のためにあった」、さらに「これが新しいスタートラインになる」と強い手応えを示す。

最新ニュース インタビュー
注目記事
新海誠監督『君の名は。』インタビュー/photo:Ryo Uchida
新海誠監督『君の名は。』インタビュー/photo:Ryo Uchida
  • 新海誠監督『君の名は。』インタビュー/photo:Ryo Uchida
  • 新海誠監督『君の名は。』インタビュー/photo:Ryo Uchida
  • 『君の名は。』(C)2016「君の名は。」製作委員会
  • 『君の名は。』(C) 2016「君の名は。」製作委員会
  • 『君の名は。』(C)2016「君の名は。」製作委員会
  • 『君の名は。』(C)2016「君の名は。」製作委員会
  • 『君の名は。』(C)2016「君の名は。」製作委員会
  • 『君の名は。』(C) 2016「君の名は。」製作委員会
この夏、新海誠旋風が日本中で吹き荒れる! 監督最新作『君の名は。』はそう断言したくなる驚きと感動にあふれた、フレッシュな傑作だ。新海監督本人も「過去作はこの作品のためにあった」、さらに「これが新しいスタートラインになる」と強い手応えを示す。

日本アニメ界の次代を担う存在として、国内外で熱い視線を浴びる新海監督が、最新作で選んだ題材は<夢で出会った少年少女の恋と冒険>。山深い田舎町に暮らす女子高校生の三葉と、東京で暮らす男子高校生の瀧が、夢の中で“入れ替わり”互いが生きる世界を通して、次第に惹かれあう。遠く離れた2人が夢の中で出会う意味とは? 淡い恋愛ストーリーかと思いきや、後半には予断を許さないめくるめく一大スペクタクルが展開する。

「自分の集大成として、ベストアルバムのような作品にしたかった」と新海監督。その言葉通り、『君の名は。』には新海監督の過去作に登場する印象的なモチーフが随所に散りばめられた。<デジタル時代の映像文学>とも評される透明感あふれるビジュアル、繊細なストーリーテリングといった独特な作風も健在だ。「物語を紡ぐという経験を重ね、『いまだからこそできる』と確信した」と複雑な物語構造にも、果敢なチャレンジを仕掛けた。

その上で「誰もが楽しめるエンターテインメントのど真ん中を作りたかった。観客への“サービス”を強く意識しました」とも。国内大手の東宝が配給を手がけ、公開スクリーンも新海作品では過去最大になる予定で「今回は僕のことを知らないお客さんが圧倒的に多いわけですし、そういった観客層に向けた作品でもある。ぜひ『アニメでこんなにドキドキできるんだ』『こんな新鮮な表現があるんだ』という感覚を味わってほしいですね」。

長年追い続けてきた熱心なファンにとっても、“新海作品初体験”の新たな観客にとっても「絶対に楽しんでもらえる自信がある」と新海監督。「後半はシリアスな展開も待っていますが、それでも切実になり過ぎるのは良くないし、思春期の男女の逆転が生む笑いの要素も手放したくなかった。(先の展開を)予想させず、飽きさせもせず、さらに喜怒哀楽を動かしながら、107分の上映時間をコントロールするのは大きな挑戦でした」と誇らしげに語る。

すでに媒体編集者やライターの間では「新海監督の新作、見た?」が挨拶代わりとなるほど、映画業界内で沸騰している本作。その熱狂は必ずや全国に広がるはずだ。「そう言ってもらえるとうれしいです。自分としては今後『君の名は。』と同じように、サービスを詰め込んだ長編を1~2本は作らなければと思っています。僕の40代はそういう時期であるべきだし、そこをクリアして初めて次のステップに進める…。そんな気がします」(新海監督)
《photo / text:Ryo Uchida》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top