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『スーサイド・スクワッド』の衣装を間近で堪能!ワーナー・ブラザース・スタジオ訪問レポート

シネマカフェが実施した『スーサイド・スクワッド』現地取材レポート。第2弾の今回は、カリフォルニア州バーバンクのワーナー・ブラザーズ・スタジオに訪問。

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「DC COMICS:THE EXHIBIT」
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シネマカフェが実施した『スーサイド・スクワッド』現地取材レポート。第2弾の今回は、カリフォルニア州バーバンクのワーナー・ブラザース・スタジオに訪問。現在開催中の「DC COMICS:THE EXHIBIT」及び、歴代の「バットモービル」を展示した「THE PICTURE CAR VAULT」の様子を写真とともにお届けする。

カリフォルニア州バーバンクの居を構えるワーナー・ブラザース・スタジオ。現在開催中の「DC COMICS:THE EXHIBIT」は、「DCエクステンデット・ユニバース」第3弾として公開中の『スーサイド・スクワッド』の劇中美術の数々が間近で鑑賞できる、ぜひとも注目したい展示だ。

展示会場に入り、最初に目に飛び込んでくるのは「DCコミックス」のスーパーヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」のメンバーが一堂に会す巨大ビジュアル。左からグリーンランタン、フラッシュ、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、サイボーグ、そしてアクアマンの6人のキャラクターが並び、各キャラクターたちそれぞれの登場するコミックブックがガラスケースで展示されている。今後展開されれる「DCエクステンデット・ユニバース」への大きな意気込みと、「DCコミックス」の伝統へのリスペクトを感じさせるスタイリッシュな会場装飾が印象的だ。

先日のコミコンで公開された『ジャスティス・リーグ』のティーザー映像にて、はじめて映画でのジャスティス・リーグの面々のビジュアルが公開されたが、本展にてグリーンランタンがメンバーとして位置付けられていることからも、今後の「DCエクステンデット・ユニバース」作品のどこかで、グリーンランタンがジャスティス・リーグに参加することがおそらく確実なのではないかと思われる。2020年には単独映画の公開も予定されているが、誰がその役を演じ、どういったかたちでチームに加わるのか、今後の展開が楽しみでしょうがない。

会場の奥に歩みを進めると、まずは『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の展示が広がる。スーパーマン、バットマン、そしてワンダーウーマンのコスチュームはもちろん、幼少期のブルース・ウェインや、エイミー・アダムス演じるヒロインのロイス・レイン、ローレンス・フィッシュバーン演じるペリー・ホワイト、そしてジェシー・アイゼンバーグ演じるレックス・ルーサーといった登場人物たちの衣装が展示されている。さらには、劇中で登場するロビンのものと思しきスーツや(ジョーカーによるものと思われる“HAHAHA JOKE’S on YOU BATMAN”の文字も確認できる)、スーパーマンの弱点であるクリプトナイト、バットマンが使用するガジェットの数々もずらりと展示コーナーに並ぶ。また、バットマンが使用するコンピュータなどを再現したバットケイブのコーナーもあり、映画の中を生きるキャラクターたちの世界が、いかにリアリティと奥行きのあるものとして生み出されているのかを間近で目撃することができる。

会場の奥へ歩みを進めれば、本展最大の目玉である『スーサイド・スクワッド』の展示空間が広がっている。その中央にどしんと構えているのは、彼らが収容されているベール・レイヴ刑務所の牢屋を模した記念撮影コーナー。そして、その周りを囲むように、本作のヴィランたちの巨大ビジュアルパネルと、それぞれのキャラクター衣装、小道具といった美術が展示されている、

何より最初に目を引くのが、本作で最も鮮烈な存在感を放つヴィラン、ハーレイ・クインの衣装展示だ。赤と青のラメ入りのスタジアムジャンパーとショートパンツをはじめ、全身至るところに使用されたスタッズのアイテム、そしてヒール仕様にカスタムされたアディダスのシューズなど、ディティールに目を配ると、いかに登場人物の衣装がキャラクター性に結びついたものとしてデザインされているのかがわかる。これはほかのキャラクター衣装についても言えることだが、コミックスのキャラクターの映画化でありながら、現実の世界に存在するアイテムとのバランスがとても計算されているようで、本作のカラフルでエキセントリックな世界観の中でも、確かに生きた存在としての彼/彼女たちを感じることができるための演出が、衣装や美術においても十分に施されているのだということを強く印象付けられる展示内容だった。

牢獄の周りをぐるりと回ると、ウィル・スミス演じるデッドショットやキャプテン・ブーメラン、キラー・クロック、エル・ディアブロ、スリップノットといったスーサイド・スクワッドの面々はもちろん、ジャレット・レト演じるジョーカーやエンチャントレス、スーサイド・スクワッドを招集する指揮官アマンダ・ウォーラーや、部隊を率いるジョエル・キナマン演じる軍人リック・フラッグ大佐、福原かれん演じるカタナなど、各キャラクターの衣装美術がずらりと並んでいる。各キャラクターの個性がぶつかりあい、独自のテンションが生まれている本作の通り、それぞれが徹底したキャラクター造形に基づいたデザインが施されている様はここでも圧巻の一言だった(ジョーカーの履く靴のつま先に、笑った顔が刻まれているのを見つけた時には、ため息が出る思いだった)。

続いて訪れたのは、同じくワーナー・ブラザーズ・スタジオにて開催中の、歴代バットマン・ムービーに登場した“バットモービル”を一挙展示した「THE PICTURE CAR VAULT」。“バートモービル”とは、バットマンとして活動するブルース・ウェインが劇中で乗回す改造車だが、1989年公開のティム・バートン版『バットマン』からはじまり、クリストファー・ノーランによる『ダークナイト』トリロジー、そしてザック・スナイダーが手掛ける『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に至るまで、数々のバットマン・ムービーで独自のデザインが施され、観るものに鮮烈なイメージを残してきた。それらが同じ空間に展示されているのも驚きだが、それぞれの監督の個性を見比べることができるのもとても興味深い。

展示では、“バットモービル”のほかにも、バットマンのマークを象った「バットサイン」や、『バットマン リターンズ』にてミシェル・ファイファーが演じたキャットウーマンの衣装、『ダークナイト・ライジング』における中性子爆弾などなど、数々の展示が会場に広がっている。ファンはもちろんだが、映画という世界を作り上げる行程で、ここまでこだわり拔いた精緻なデザインが施された作品を間近で鑑賞できる体験は、何にも代えがたい驚きと感動を得ることができるだろう。

また、これらの展示の他にも、ワーナー・ブラザーズ・スタジオの敷地内にずらりと並ぶ撮影スタジオの数々は一見の価値あり。巨大な箱が並べられているかのようなその景観は、まさにハリウッドが持つスケールの大きさを体現しているようで、中のスタジオを覗いてみても、あまりの天井の高さには思わず口が開いてしまう。それぞれのスタジオの入り口には、『カサブランカ』『東のエデン』といった名作から、『インセプション』『J.エドガー』などといった21世紀の作品まで、そこで実際に撮影が実施された作品の名前が刻まれており、映画が長い伝統が築きあげてきた道の上に成り立っているのだという確かな事実を感じることができる。

ワーナー・ブラザーズ・スタジオでは、ガイドに導かれながらスタジオ全体を回ることができる「Studio Tour」が実施されており、ハリウッド屈指のスタジオをプロのナビゲーターの解説と共に見学することができる。価格は62ドル。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』の世界、そして「DCエクステンデット・ユニバース」の今後に大いに期待しているファンは、ぜひハリウッドまで足を運んでみてはいかがだろうか。

『スーサイド・スクワッド』は、全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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