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西島隆弘×満島ひかり『愛のむきだし』がTVシリーズに再構築!

綾野剛主演『新宿スワンII』が現在公開中の園子温監督の代表作にして、日本映画史に残る問題作『愛のむきだし』が、編集段階でカットされたシーンを再構成、新たにTVシリーズ

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「愛のむきだし【最長版 ザ・テレビショー】」
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綾野剛主演『新宿スワンII』が現在公開中の園子温監督の代表作にして、日本映画史に残る問題作『愛のむきだし』が、編集段階でカットされたシーンを再構成、新たにTVシリーズとしてJ:COMオンデマンドおよびJ:COMプレミアムチャンネルにて配信・放送されることになった。

園監督の23作目の作品にして、代表作・最高傑作と冠される『愛のむきだし』。実話をベースに描く物語の主人公は、ユウ。彼は厳格な神父の父親に懺悔するために、さまざまな“罪作り”に励み、ついには“盗撮”のプロに。女性の股間ばかり狙うユウだが、ある時、探し求めていたマリアに出会う…。

主演を、いまをときめく「AAA」のリードボーカル・西島隆弘が務め、ドラマ「カルテット」や映画『愚行録』でも実力派ぶりを発揮する満島ひかり、『百円の恋』で日本アカデミー賞を受賞した安藤サクラが共演。そのほか、渡部篤郎、渡辺真起子、板尾創路らベテラン勢の力演、その後、『新宿スワン』で園監督と運命の再会を果たす綾野さんや、松岡茉優の初々しい姿も登場。また、2010年に惜しまれつつ解散したロックバンド「ゆらゆら帝国」の主題歌も、最初で最後の映画コラボレーションとして伝説と化している。

セーラー服で、パンツ丸出しで蹴りをかます満島さんの炸裂する迫力を筆頭に、西島さんのアクティブな“盗撮魔”や、カルト教団の教祖役を怪演した安藤さんなど、瑞々しい個性のぶつかり合いと、4時間という上映時間をまったく感じさせないスピーディな演出が相まって、かつてない衝撃作に。世界にも飛び出し、2009年の第59回ベルリン国際映画祭「国際批評家連盟賞」「カリガリ賞(観客賞)」をW受賞するなど、国内外の数々の映画賞を受賞した。その後、『冷たい熱帯魚』やヴェネチア国際映画祭受賞作『ヒミズ』、大ヒット作『新宿スワン』などへと繋がる、園子温の名を名実共にメジャーに押し上げた作品として、いまなお高い人気を誇っている。

そして今回、2007年の撮影開始から、ちょうど10年を経た2017年、4時間(237分)の上映時間となった本作をTVシリーズとして、まったく新しい形でリブート。6時間あった編集初期段階の“ファーストカット”、いわば幻のバージョンを元に、全編脚本通りに再構成し、未使用シーンを1時間以上復元、全音楽・音響も再構築。さらに各話30分のTV仕様に仕上げ、全10話のTVシリーズとなった。

まさしく、『愛のむきだし』の【最長版】にして【ザ・テレビショー】。このように映画から変貌するTVシリーズは、過去にはフランシス・F・コッポラ監督が『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーPART2』を時系列に編集し直し、未使用シーンを50分追加、同じように再構成を試みた「ゴッドファーザー テレビ完全版」の放送や、ベルナルド・ベルトルッチ監督が『ラストエンペラー』に膨大な未使用シーンを投入し、再構成を行った「ラストエンペラー・オリジナル全長版」くらいしか存在しないという。

本作では映像のクオリティも、10年前からさらに向上させるため、デジタル技術を駆使し、4K化(2K→4Kアップコンバート)を当時の撮影監督・谷川創平氏立会いのもと、より鮮やかできめ細かい高精細・高解像での映像追求も行っている。

「完全版」「ディレクターズ・カット」「エクステンディットバージョン」などとは明らかに一線を画す、日本映画ではかつてない別バージョンの最長版にして、TVシリーズ。掟破りのドラマが、製作・撮影開始から10年の記念イヤーに産声を上げる。

<園子温(原案・脚本・監督) コメント>
あの削除した台詞が、あの削除したシーンが、ついに帰って来た! あの名作が、8年ぶりに完璧な“ドラマ”になって帰って来ただけでも感動的なのに、久々に見るこの作品は、何もかもがいまも新しい。役者達が活き活きと画面を走り抜け、完璧なハーモニーを奏でていた!

「愛のむきだし【最長版 ザ・テレビショー】」は、J:COMオンデマンドにて第1話~4話を2月1日(水)より、第5話~10話を2月15日(水)より配信開始。J:COMプレミアチャンネルにて第1話~4話を2月4日(土)・11日(土)22時より、第5話~10話を2月18日(土)・25日(土) 22時より放送。
《シネマカフェ編集部》

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