『ムーンライト』3世代の主人公を映し出す…本国予告&新ビジュアル解禁

日本時間2月27日(月)に迫った本年度アカデミー賞にて作品賞、監督賞ほか8部門にノミネートされている『ムーンライト』。このほど、本作の主人公を映し出した3パターンの新ビジュアル

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日本時間2月27日(月)に迫った本年度アカデミー賞にて作品賞、監督賞ほか8部門にノミネートされている『ムーンライト』。このほど、本作の主人公を映し出した3パターンの新ビジュアルとともに本国アメリカ版予告が解禁となった。

名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる毎日のシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れることに…。

本作は、自分の居場所を探す主人公シャロンの姿を3つの時代で描いた美しい愛の物語。ほぼ無名だったバリー・ジェンキンス監督が手がけた本作は、2016年のテルライド映画祭での上映を皮切りに、圧倒的な支持を得て北米で大ヒットを記録。第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)受賞、第89回アカデミー賞では8部門(作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞、助演女優賞、編集賞、撮影賞、作曲賞)にノミネートされている。

エグゼクティブ・プロデューサーをブラッド・ピットが務め、キャストには、主人公の母親に『007』シリーズのナオミ・ハリス、少年の父親代わりになる男に人気ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のマハーシャラ・アリ、そのガールフレンドに『Hidden Figures』(原題)にも出演するシンガーのジャネール・モネイ。そして、それぞれの時代で主人公シャロンを演じた3人の俳優アレックス・ヒバート、アッシュトン・サンダース、トレバヴァンテ・ローズは、同じ内面を感じさせる“瞳”を持ち、1人の人間の感情の揺れ動きを見事なまでに表現している。

今回解禁となるポスタービジュアルも、月明かり(ムーンライト)に照らされたそれぞれの時代のシャロンを映した3パターンのビジュアル。顔つきそのものはそれほど似ていないのに、3つを1つに合わせると、驚くべきことに1人の人物として違和感なく映し出されるビジュアルとなっている。

ジェンキンス監督は、その理由は「瞳」であると説明する。「お互いが一度も会わずに、同じ内面を持つ主人公を演じられる3人を見つけることがなによりも重要だった。3人は年齢も顔つきも違うが、共通する内なる感情があって、それを『瞳』で完璧に表現できたんだ。第3章の大人になったシャロンは筋肉という鎧を着ているが、彼の瞳に子どものころのシャロンを感じさせるものがあれば、観客は絶対についてきてくれると思った。見た目がどんなに変わろうとも、中身はいつまでも少年のままなんだよ」と語る。

さらに、各ビジュアルには、それぞれの時代の感情を象徴するエモーショナルなコピーが、添えられている。少年期のビジュアルには、「月明かりで、おまえはブルーに輝く」。シャロンの父親代わりとなるドラッグの売人ホアン(マハーシャラ・アリ)が、シャロンに話したあるエピソードからとられたもので、彼の人生の礎となる言葉だ。

また、ティーンネイジャー時代には「泣きすぎて、自分が水滴になりそうだ」。これは、月が輝く夜の浜辺で、友人のケヴィンに初めて胸の内を明かしたシャロンの言葉となっている。

そして成人期には「あの夜のことを、今でもずっと、覚えている」。大人になり、ケヴィンとの思いもよらない再会がきっかけで明かされた、シャロンがずっと胸に秘めていた想いが記されている。

人生を変えた言葉、初めて伝えられた自分の想い、ずっと忘れられない過去の出来事…。本作が映し出す美しくも切ない感情を垣間見せるそれぞれのビジュアルとともに、色彩豊かで革新的な映像美と情緒的な音楽によって描かれる本国予告映像を、ここから確かめてみて。


『ムーンライト』は4月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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