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【インタビュー】『パシリム』出演の国際派女優・ジン・ティエン、宮廷に生きる才女との共通点は「どちらも頑固」

巨匠チャン・イーモウ監督『グレートウォール』でヒロイン役を演じ、トム・ヒドルストン主演『キングコング:髑髏島の巨神』などハリウッド大作に次々出演する中国出身の国際派女優ジン・ティエン。さらに4月13日(金)公開の『パシフィック・リム

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巨匠チャン・イーモウ監督とマット・デイモンがタッグを組んだ『グレートウォール』でヒロイン役を演じ、トム・ヒドルストン主演『キングコング:髑髏島の巨神』などハリウッド大作に次々出演する中国出身の国際派女優ジン・ティエン。さらに4月13日(金)公開の『パシフィック・リム:アップライジング』も控える彼女が、あの楊貴妃と同じ時代に生きた女性を熱演する中国ドラマ「麗王別姫~花散る永遠の愛~」での役作りや、その美貌の秘訣について語ってくれた。

ジン・ティエン「麗王別姫~花散る永遠の愛~」

■あらすじ


皇帝・玄宗が楊貴妃を寵愛していた唐。後に皇帝・代宗となる広平王・李俶(りしゅく)のお妃候補として選ばれたのは、美しき才女・沈珍珠(しんちんじゅ)。だが、彼女はかつて自分の命を救ってくれた初恋の人が忘れられず、縁談から逃れ、その想い人を探す旅に出る。旅の途中で男装していた沈珍珠は、身分を隠した李俶と運命的な出会いを果たすのだが…。

楊貴妃&玄宗「麗王別姫~花散る永遠の愛~」-(C)2017 H&R Century Pictures Co. Ltd. All Rights Reserved.楊貴妃&玄宗「麗王別姫~花散る永遠の愛~」-(C)2017 H&R Century Pictures Co. Ltd. All Rights Reserved

■現代女性も共感!中国宮廷ドラマがいま大人気


いま、中国ドラマ界では「武則天ーThe Empressー」をはじめ、「賢后 衛子夫」「宮廷の諍い女」など、宮廷を舞台に女性ヒロインが活躍する歴史ドラマが多数製作され、ここ数年、韓流ドラマをも凌駕する勢いで人気を集めている。こうしたドラマは、壮大で華麗な世界観とともに、嫉妬や陰謀が渦巻く中、愛を貫くため、あるいは成功を手にするために懸命に生きるヒロインの姿を映し出し、現代に生きる女性たちからも絶大な共感を得ているのだ。

■ジン・ティエン、ヒロインは「深みのあるキャラクター」


中国史上唯一の女帝が描かれた「武則天」(ファン・ビンビン主演)から、半世紀後が舞台となる本作で、ヒロイン・沈珍珠を演じたジン・ティエンは「唐代の才女である沈珍珠は教養にあふれ礼儀正しく、徳も才能も兼ね備えた人物」とその役柄に触れ、「彼女の人生は数奇な運命と物語性に満ちており、その伝説的なエピソードが人を惹きつけるのだと思いました。一介の女性ながら国のことを考え、民の苦しみを憂えたというこの役にはとても期待が持てましたし、彼女のそんな部分にも大いに魅力を感じたからです」と本作出演への決め手を口にする。

沈珍珠「麗王別姫~花散る永遠の愛~」-(C)2017 H&R Century Pictures Co. Ltd. All Rights Reserved.沈珍珠「麗王別姫~花散る永遠の愛~」-(C)2017 H&R Century Pictures Co. Ltd. All Rights Reserved.
そして、「深みのあるキャラクターなので、その感情を表現するのにはいつも以上の役作りが必要でした。これは大変だったというより、自分にとっていい勉強になりました」とも語るティエン。劇中でティエンは、200回以上にもおよぶ涙の演技を見せており、その迫真の演技は観る者の琴線に触れる。「時間をかけて役柄の気持ちを理解し、準備をしました。山場の涙のシーンではあらかじめそのシーンに自分を入りこませることで、すんなりと演技ができたと思います」。

そんな彼女と沈珍珠との共通点は、「どちらも頑固。一度決めたことは簡単にあきらめたりしません」。

■製作費43億円、絢爛衣装4,000点以上の超大作に「自分は本当にラッキー」


製作費約43億円を投じ、唐朝の絢爛たる宮廷世界や、シルクロード貿易が繁栄した当時の文化を再現するため、宮殿や異国情緒あふれる建物など100以上のセットを組んで撮影されたという本作。また、立派な質感と色調で細やかな刺繍が施された衣装は4,000着以上に及び、ティエンが自ら語る“強靭なヒロイン”を表すため、その衣装には光沢のあるグレーの色調を採用するなど、個性を引き立たせる演出がなされている。

沈珍珠&李俶「麗王別姫~花散る永遠の愛~」-(C)2017 H&R Century Pictures Co. Ltd. All Rights Reserved.沈珍珠&李俶「麗王別姫~花散る永遠の愛~」-(C)2017 H&R Century Pictures Co. Ltd. All Rights Reserved
そんな撮影の現場について「自分は本当にラッキーだと思いましたし、スタッフは本当にすばらしくプロフェッショナルだと感じました」とティエン。「ドラマ撮影は毎日の仕事量が膨大です。1日でシーンに合わせて何着もの衣装やカツラをつけます。これについては撮影チームのプロフェッショナルなスタッフにとても感謝していますし、仕事熱心なスタッフのおかげで撮影も順調に進みました」と、見事に唐時代を再現したスタッフをねぎらう言葉も。

■理想の女性像は「まず自分自身の意識と能力を大切に」


その本作で、“光り輝く美貌はまるで真珠の如し”といわれた沈珍珠を演じるにあたり、「気をつけていたのは日焼けしないこと、それから簡単なスキンケアですね」と美の秘訣をコメント。その美肌は絢爛豪華な衣装にも映え、思わず目を奪われるが、「肌については保湿とクレンジングに気をつけています。これがとても大切なこと」と断言。「それから私は食べることがとても好きなのですが、毎日適度な運動をして、健康を保つように心がけています」とも語ってくれた。

また、劇中では李俶をどんな困難があっても愛し続け、支え続けた美しき沈珍珠。ティエン自身が思う理想の女性はより今日的で、「なによりもまず自分自身の意識と能力を大切にし、そのうえで周囲の人々のことを気遣ったり、サポートしたりできるのが理想の女性だと思います」と彼女は言う。

『パシフィック・リム:アップライジング』(C)Legendary Pictures/Universal Pictures. 『パシフィック・リム:アップライジング』にて
近年、国際派女優として知られるようになったが、「実は最近、悪役を演じることにかなり興味を持っています(笑)」と笑顔を見せながら、「ただ、ジャンルにはこだわらず、良い役と良い脚本さえあれば、どんな作品にもトライしたい」と思いは尽きない。

最後に日本のファンに向け、「甘くて苦いラブストーリー、史実に基づいたリアルな歴史物語、美しく華麗な衣装が楽しめます。きっとみなさんに気に入ってもらえると思います」と期待を込めて語るティエン。「私が演じる沈珍珠のことも好きになってもらえたらうれしいです」と謙虚に語る彼女に、また多くのファンが魅了されるに違いない。

「麗王別姫~花散る永遠の愛~」DVD-SET1は 4月3日(火)よりリリース。DVD-SET2は5月2日(水)より、DVD-SET3は6月2日(土)より、DVD-SET4は7月3日(火)より、以降毎月順次リリース予定。
《シネマカフェ編集部》

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