【インタビュー】サイモン・ペッグ、“イーサン・ハント”のプリンセス宣言!? シリーズ愛を語る

サイモン・ペッグにとって、『ミッション:インポッシブル』は大切なシリーズ。彼の演じるベンジー・ダンは、シリーズと共に成長してきたキャラクターだ。

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サイモン・ペッグ『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』/photo:You Ishii
  • サイモン・ペッグ『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』/photo:You Ishii
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  • 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
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猛暑の日本に降り立ち、プレミアでは共演者共々、炎天下で丁寧なファンサービスを実施。しかしながら、「今年はロンドンも異様な暑さだからね。何てことはないよ」と涼しい顔をしてみせる。それがサイモン・ペッグの優しさなのは間違いないが、『ミッション:インポッシブル』が彼にとって大切なシリーズであることも分かる。彼の演じるベンジー・ダンは、シリーズと共に成長してきたキャラクターだ。

「第3作で初めてシリーズに加わったときは、一度きりの出演になると思っていた。撮影期間も短かったしね。でも、その後、(第3作の監督で、シリーズの製作を手掛ける)J.J.エイブラムスから『ベンジーがエージェントになるのはどうかな?』と聞かれた。すごく興奮したのを覚えているよ」。

サイモン・ペッグ『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』/photo:You Ishii

いまやトム“イーサン”を支える右腕的存在に


かくしてスパイ組織IMFのシステム・アナリストだったベンジーは、現場で活躍するエージェントに。いまやトム・クルーズ演じる敏腕エージェント、イーサン・ハントの右腕的存在にまでなった。実際、シリーズ第6作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でのベンジーは、セーヌ川でスピードボートを走らせながらイーサンをサポートするばかりか、格闘にも臨む。足首を骨折しても撮影を続けたトムに対抗し、来日記者会見では「僕も紙で指を切った!」と主張していたが、それ以上の痛みもあったようだ。急にひそひそ声になり、「しかも、指を切ったのは嘘なんだ(笑)」とおちゃめに明かす。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
「足首の骨折には及ばないけど、格闘シーンでは体のあちこちを痛めた。相手のパンチがうっかり当たることもあれば、ロープで首を絞められた跡も残ったし。でも、スピードボートの運転は楽しかったよ。撮影スタジオの近くにある湖で特訓したんだ。その後、パリのセーヌ川で実際に撮影したのだけど、僕はスピードを愛しているから運転は問題なかった。難しいのは停止だね。ガシッと止めたいのに、ガガガガガ…と格好悪くなっちゃう」。

「僕はプリンセスであり続けるよ」


パンチを受けるのも、首を絞められるのも、すべてはイーサンと共に世界を救うため。「2人の関係をベンジーは喜んでいるし、僕も演じていて楽しい」と語るように、ベンジーが敵を欺くために大活躍し、イーサンに褒められて嬉しそうな顔をする一幕も。「ベンジーにとって彼はヒーロー。だから、『イーサン・ハントに褒められた!』と浮かれちゃうんだ。なにせベンジーは…ね」と、胸元で小さなハートマークを作る。シリーズファンの間では、「ベンジーこそがイーサンのプリンセス!」との声も多い。

サイモン・ペッグ『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』/photo:You Ishii
「アハハハ! ジュリア(イーサンの妻)やイルサ(前作から登場のスパイ仲間)を差し置いてね。でも、それってすごくいいことだ。女性だからといって、ヒーローに守られるだけではないことを物語っている。僕らのシリーズに登場する女性たちは、肉体的にも精神的にも強い。実際、イルサと戦ったらベンジーは確実に負けるよね。いいんだ。ベンジーの得意分野は格闘じゃなく技術だし。そんなベンジーをイーサンは仲間として愛し、危機が訪れたら迷いなく助ける。それがイーサン・ハントだからね。2人の友情が続く限り、僕はプリンセスであり続けるよ(笑)」。


トム・クルーズは「覚悟のレベルが違う」


ベンジーとイーサン同様、サイモン・ペッグとトム・クルーズの間にも友情と敬意がある。「人生を映画作りに捧げている」と真摯に公言するトムの言葉は、サイモンにも当てはまるものだ。

「僕も若い頃から映画に大きな情熱を傾けてきたし、心から映画を愛している。この業界にいられることを日々誇りに思っているんだ。すごく大事な仕事だし、観客の皆さんのことも大事。ただし、トム・クルーズという人はちょっと異次元の存在でもあって、ある意味、覚悟のレベルが違う。確かに、僕も彼と同じくらい映画を愛しているけど、じゃあ命を投げ出して撮影するかといったら、絶対にやらない。たぶん、やらない。いや、やっぱり絶対にやらない(笑)」。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

自身の初監督作は「フィンランドで撮影したい」


コメディ映画やユーモラスな役柄のイメージが強いが、「コメディやエンターテインメント作品と同じくらい、シリアスなヒューマンドラマも好き」。物語を担う俳優として、「自分が好きだと思えるものの中で、様々な方向性を探っていきたい気持ちがある」という。

「自分が好きになれないものに関わるのは偽善的だしね。心に従って、いろいろな役に挑戦したい。最近、好きだと思った映画? トニ・コレット主演の『ヘレディタリー』(原題)かな。『シャイニング』や『エクソシスト』みたいな古典的ホラーなんだけど、不気味で、奇妙で、素晴らしかった。コメディじゃないホラーにも出てみたいな」。

サイモン・ペッグ『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』/photo:You Ishii
また、優れた脚本家でもあるサイモン・ペッグには、監督デビューの予定もある。今冬撮影スタートと報じられていたが?

「フィンランドで撮影したいと思っているんだ。物語上、雪が必要でね。でも、そのための準備に時間をなかなか割けないから、もう1年先の冬になるかも。すごく気に入っている脚本だから、どうしても映画にしたい。カメラの前ではなく、後ろに立つことも楽しみにしているんだ。俳優のときよりも長く映画に関わっていられるしね。進捗状況は随時お知らせするよ!(笑)」。

サイモン・ペッグ『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』/photo:You Ishii
《text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii》

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