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直木賞作品「長いお別れ」、『湯を沸かすほどの熱い愛』監督で映画化決定

直木賞作家・中島京子の「長いお別れ」が、『湯を沸かしほどの熱い愛』の中野量太監督により、映画化することがわかった。公開は、来年。キャストは近日発表されるという。

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中野量太監督(C)2019『長いお別れ』製作委員会 (C)中島京子/文藝春秋
中野量太監督(C)2019『長いお別れ』製作委員会 (C)中島京子/文藝春秋
  • 中野量太監督(C)2019『長いお別れ』製作委員会 (C)中島京子/文藝春秋
  • 『湯を沸かすほどの熱い愛』(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
  • 『小さいおうち』 (C)2014「小さいおうち」製作委員会
直木賞作家・中島京子の『長いお別れ』が、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督により、映画化することがわかった。公開は、来年。キャストは近日発表されるという。

認知症を患った父と、献身的に家族を支える母、そして2人の娘。彼女たちは日々遠ざかっていく父の記憶と向き合いながら、家族の“愛しい思い出”を見る。認知症の父と過ごす、ある家族の幸福な7年間が描かれる。

原作者の中島京子は『小さいおうち』で第143回直木賞を受賞。さらに14年には山田洋次監督により映画化され、その年の日本アカデミー賞では最優秀助演女優賞を含む10部門を受賞する話題作となった。今回映画化する『長いお別れ』は、作者自身の実体験を基に書かれた。認知症という病を暖かな眼差しで向き合い、優しさとユーモアに溢れた家族の物語だ。

メガホンをとるのは、中野量太監督。自身の長編デビュー作品でもある『湯を沸かすほどの熱い愛』で、日本アカデミー賞ほか数多くの映画賞で受賞し、一躍注目を集めた。そんな彼の待望の監督最新作として選ばれたのが、『長いお別れ』。中野監督は「オリジナル脚本へのこだわりを捨てられた」と語るほど原作に惚れ込み、自身初の小説の映画化となる。

原作者・中島京子さんコメント


『長いお別れ』は、認知症を患った父親とその家族を描いた物語です。認知症と聞くと、年老いた親が壊れていってしまうと身構える方が多いと思うのですが、発症してからが長いこの病気と向き合う時間は、ただつらいだけの日々ではなく、涙もあれば笑いもあります。家族にとっての大事な「別れの時間」だと、私は思っています。映画の中で、素晴らしい俳優さんたちが、どんなふうに演じてくださるのか、いまからとても楽しみにしています。

中野量太監督コメント


『長いお別れ』は、僕にとって初の原作を元にした映画になります。この本を読んだ時、オリジナル脚本へのこだわりを簡単に捨てられました。それくらい撮ってみたいと思えたし、僕の頭の中で面白くなる想像が、どんどん膨らみました。アルツハイマー型認知症を患った父を持つ家族の話なのに、何度も笑って、何度も優しい気持ちになって。僕が描きたい家族の映画がそこにありました。
納得の脚本に仕上がりました。そこに素晴らしい俳優陣が集まってくれました。認知症を扱った映画としては、今まで観たこともない作品になると思います。ずっと家族を映画で描いてきた僕の、また一歩進化した最高傑作を目指します。

すでに、今年8月末にはクラインクインしており、気になるキャストも近日中に発表になるという。

『長いお別れ』は2019年、全国にて公開予定。
《text:cinemacafe.net》

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