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“年男”西島秀俊、コミカル演技にシフト!?「きのう何食べた?」ほかTVドラマで新境地

放送開始前から注目を集める「きのう何食べた?」がスタートする西島秀俊。今年はさらなる新境地を、目にすることができそうだ。

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先日最終回を迎えたドラマ「メゾン・ド・ポリス」で、主人公・牧野ひより(高畑充希)を見守る“チームひよこ”の要、元警視庁捜査一課の刑事・夏目惣一郎を演じていた西島秀俊。

“日本一、白シャツが似合う男”といっても過言ではない西島さんの白シャツ+エプロン姿には、「超絶可愛い」「キュンとした」といった声が視聴者から相次ぎ、高畑さんとのコンビネーションやおじさまたちとのチームワークも抜群で、続編を求める声も上がっている。

この春はディズニー映画『ダンボ』でハリウッド実写作品の声優に初挑戦するほか、スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」に続いて、放送開始前から注目を集める「きのう何食べた?」がスタートする西島さん。今年はさらなる新境地を、目にすることができそうだ。


2019年は“年男”!新たな代表作が生まれそう


1971年生まれ。3月29日に48歳の誕生日を迎えた“年男”の西島さん。1993年、月9ドラマ「あすなろ白書」でゲイの青年を演じて注目を集めた後、黒沢清監督による初主演映画『ニンゲン合格』や北野武監督の『Dolls/ドールズ』などをはじめスクリーンで活躍。イランの名匠アミール・ナデリ監督の『CUT』に出演するなど、海外の監督・スタッフと組むことも多い。

脳内ポイズンベリー』-(C) 水城せとな/集英社 (C)2015フジテレビジョン 集英社 東宝2015年『脳内ポイズンベリー』より
2002年ごろからTVドラマに再び出演するようになると、「大奥~第一章~」や「アンフェア」「ストロベリーナイト」、「MOZU」シリーズ、「流星ワゴン」「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」、大河ドラマ「八重の桜」などに多数出演。映画『人魚の眠る家』での熱演や、「こんな明るい役は何年ぶりかな」と自身で語っていた『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』も記憶に新しく、昨年10月には「マリオ~AIのゆくえ~」でAI人間役にも挑んでいる。

カリスマ上司・小塚/『オズランド』(C)小森陽一/集英社(C)2018 映画「オズランド」製作委員会2018年『オズランド』より
また、近年ではCM出演も激増。パナソニックやアフラック、ライオンなど、映画やドラマで見せる表情とはまた違った、家庭的で(?)朗らかなキャラクターでさらに人気を集めている。

スイーツ男子なローソンの新CM

エプロン姿で刑事魂炸裂「メゾン・ド・ポリス」


ドラマ「ストベリーナイト」の脚本・黒岩勉と、同作や『脳内ポイズンベリー』「無痛~診える眼~」なども手掛けた佐藤祐市監督らのスタッフが結集した今作は、朝ドラ「とと姉ちゃん」でも共演した高畑さんと再タッグ。

白シャツにエプロン姿は反響を呼び、元警察官のおじさまたち(小日向文世、野口五郎、角野卓造、近藤正臣)が暮らすシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」で家事をこなしながら、“チームひよこ”として数々の事件を追う群像刑事ドラマで輝いた。

「メゾン・ド・ポリス」キャスト
手編みセーターの几帳面な干し方をひよりに指南したり、アイロンがけをしながら捜査内容を頭の中で整理したりするが、料理だけは苦手。手作りスイーツに挑戦してもチームのみんなに突っ込まれてばかり。

だが、「ようこそ、メゾン・ド・ポリスへ」と笑顔で挨拶しつつも、来訪者をしっかり観察していたり、空気を読まずに容赦のない質問を繰り出したりと、元捜査一課の敏腕刑事らしさを覗かせることもしばしば。元警視庁副総監の伊達(近藤さん)に「火がつくと怖い」と言わしめる、そのギャップも魅力となった。

これほど喜怒哀楽がはっきりしており、感情表現が豊かな役柄もめずらしく、不意打ちの笑顔にドキッとした方も多いだろう。また、ベテラン俳優たちとワチャワチャしている様子も新鮮に映り、この撮影、相当楽しかっただろうな、と想像せずにはいられない。「続きが見たい」「期待してます」という声も上がる中、西島さん自身も「なんとかならないですかね」とクランクアップ時に語っている。


伊藤淳史とサイバー犯罪に挑む「名探偵・明智小五郎」


「チーム・バチスタ」シリーズや「無痛~診える眼~」などで共演してきた伊藤淳史とコンビを組み、明智小五郎を演じる2夜連続のスペシャルドラマ。原作の「怪人二十面相」を世界的ハッカー集団「ファントム20」に置き換え、ネット犯罪の脅威が忍び寄る現代が舞台となる。

2夜連続スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」
「神出鬼没の怪盗をネット上に隠れる犯罪者に見立て、新たな明智小五郎像が誕生したと思います。今回の明智はサイバーセキュリティー会社の経営者でありながら、捜査に関してはアナログに寄っています。変装をしたり、危機のときに敵と格闘になったり」と西島さん。類まれなる知能とサイバー技術を軽妙に駆使しつつ、時にアクションで魅せる名探偵・明智小五郎は確かに新しく、西島さんにぴったりかも。あのジャッキー・チェンを意識した動きもあるらしい!

しかも、「少年探偵団」の小林少年にあたる、警視庁刑事部・サイバー捜査支援室の小林捜査官を演じるのが伊藤さん。映画『サヨナライツカ』「MOZU」シリーズ、「CRISIS」と共演してきた石田ゆり子とは夫婦役に。また、明智を“サイバー犯罪捜査のアドバイザー”としてスカウトする刑事部長・浪越役には「MOZU」シリーズや「ダブルフェイス」、黒沢監督の『クリーピー 偽りの隣人』で組んできた香川照之と、西島さんにとって“勝手知ったる”盟友たちが揃っている。


第1夜 SHADOW 警察データベース流出!! 犯罪者連続殺人


国際手配されている脅威のハッカー集団「ファントム20」が突如、日本金融界の中枢を担う「ひかり銀行」にサイバー攻撃を開始。副頭取の宇田川(中尾彬)が頭を抱え、警視庁刑事部長・浪越謙次朗(香川照之)が緊急対応にあたるが、手も足も出ない状態…。だが、そんな窮地を救ったのが明智小五郎(西島秀俊)。優れたハッキング技術を持つ「チームBD」を率い、自らもズバ抜けたサイバー系の知識と技術を誇る人物だった。

2夜連続スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」
その才能に目をつけた浪越は、警視庁「サイバー捜査支援室」の主任・小林芳雄(伊藤淳史)を明智のもとへ送り、サイバー犯罪捜査のアドバイザーとして招聘。早速、約半月前に発生した元未成年犯罪者たちの現住所を含む極秘データ流出事件を依頼する。

2夜連続スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」
明智はすぐさま問題のサイトに現れた暗号を読み解き、「SHADOW」と名乗る犯人との接触に成功。その矢先、SHADOWが真の狙いに向けて行動を開始、難解な暗号を新たに提示した。暗号解読に与えられた制限時間は60分。SHADOWからの宣戦布告に、明智は不敵な笑みを浮かべ、真っ向から受けて立つのだが…!?

第2夜 VAMPIRE~巨大病院サイバージャック!!


ある誘拐事件を鮮やかに解決した直後、明智小五郎はうっかり階段から転落、大病院「城西メディカル」に入院する。そこは奇しくも、厚生労働大臣・河本圭子(倍賞美津子)の旗振りのもと、ロボット支援手術など医療のIT化を積極的に取り入れている病院だった。河本がその安全性を自ら証明するため、心臓の手術を受けることも公表されており、注目を集めていた。

そんな中、何者かが万全のセキュリティー対策を突破し、厚生労働省の公式サイトを全て料理のレシピにすり替える事件が発生。そこで、浪越から明智に捜査協力を依頼するよう命じられた小林は、明智が入院している「城西メディカル」へ。

折しも院内では、河本のSP・澤井正和(高嶋政伸)らが見守る中、河本の手術がいまにも始まらんとしていた。ところが手術開始直後、院内のネットワークが乗っ取られ、全てのコンピューターが動作を停止することに…。

2夜連続スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」

新たなハマリ役の予感!「きのう何食べた?」


4月5日(金)深夜からの放送を前に、公式Twitterのフォロワー数は5万9千人を超え、早くも話題沸騰中の今作。原作は「西洋骨董洋菓子店」「大奥」のよしながふみによる累計発行部数500万部(電子版含む)超えの人気コミックであり、シロさんこと几帳面で倹約家の弁護士・筧史朗を西島さん、その恋人で、ケンジこと人当たりの良い美容師・矢吹賢二を演じるのが内野聖陽とあれば、世間がザワつくのは当然。

「きのう何食べた?」(C)「きのう何食べた?」製作委員会
よしなが氏自身も「『何もこんなに似せなくても……』 と思うぐらい、そっくりです! 本当にびっくりしました!」と太鼓判を押しており、さらにシロさんの“料理仲間”の主婦・富永佳代子役を田中美佐子が演じるなど、原作のイメージにぴったりのキャスティングも好評のようだ。

「きのう何食べた?」(C)よしながふみ/講談社
「元々、原作の大ファン」という西島さんが演じる、クールでSッ気のあるシロさんは“その手があったか”というくらいお似合い! 月の食費2万5,000円の中でやりくりする料理上手な彼は「メゾン・ド・ポリス」の夏目とは大違いだ。 

「色々なことをキチっと割り切って決めて生きているように見えて、実は内面が繊細に揺れ動いている。そこを大切に演じていきたい」、「心を込めて、深く理解し、丁寧に撮っていきたい」と語る様子からも、西島さんの並々ならぬ決意が伺える。

初共演の内野さんからは「思った通りのいい男」とも言われており、2人の化学反応には大いに期待したいところ。



待機作では『任侠学園』にも注目


なお、映画では佐々木蔵之介とW主演するクライシス超大作『空母いぶき』が5月24日(金)の公開を控えているが、気になるのは西田敏行とW主演で任侠モノに挑む『任侠学園』(秋公開予定)だ。

「義理と人情の任侠役を演じてみたい」と熱望し続けた西島さんが演じるのは、真面目過ぎるがゆえ、時に空回ってしまうお茶目な側面を持つ、という阿岐本組ナンバー2のヤクザ・日村。西田さんが『アウトレイジ』というよりむしろ『釣りバカ日誌』のハマちゃん風な組長に扮し、昔気質のヤクザ者が世のため、人のため、義理と人情を武器に奮闘する痛快“世直し”エンターテインメントを作り上げる。

『任侠学園』(C) 今野 敏 / (C) 2019 映画「任侠学園」製作委員会
西島さんは「これまでのキャリアの中で大きな意味を持つ作品の一つになると確信しています。日村という役は今まで演じたことのない、全く新しいキャラクター」と、新たな挑戦であることを口にする。「名探偵・明智小五郎」でもタッグを組み、「民王」「99.9 -刑事専門弁護士-」などを手掛けてきた木村ひさし監督のもと、これまでに見たことのない西島さんが解き放たれるかもしれない。
《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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