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「僕は地獄で生きてる」無国籍の少年の悲痛な言葉に涙する…『存在のない子供たち』予告

中東の貧困と移民の問題を描き、カンヌ国際映画祭2018のコンペティション部門「審査員賞」「エキュメニカル審査員賞」を受賞した『存在のない子供たち』のポスタービジュアルと予告編が解禁となった。

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『存在のない子供たち』 (C) 2018MoozFilms
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中東の貧困と移民の問題を描き、カンヌ国際映画祭2018のコンペティション部門「審査員賞」「エキュメニカル審査員賞」を受賞した『存在のない子供たち』のポスタービジュアルと予告編が解禁となった。

中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日も知らず、法的には社会に存在すらしていない。学校へ通うこともなく、兄妹たちと路上で物を売るなど、朝から晩まで両親に働かされている。唯一の支えだった大切な妹が強制結婚させられ、怒りと悲しみから家を飛び出したゼインを待っていたのは、さらに過酷な“現実”だった。果たしてゼインの未来とは――。

『存在のない子供たち』 (C)2018MoozFilms
今回解禁された予告編では、両親を告訴するという衝撃的なオープニングから物語は一気に過去へと遡り、その理由と経緯をつぶさに描き出す。

兄妹が引き裂かれる場面や「お前なんかとっとと出てけ! 生まれなきゃよかったんだ」と父親から罵倒される場面など、思わず目を背けたくなるような不憫な場面の数々。「僕は地獄で生きてる」と絶望的な心境を吐露するも、最後に少年が見せた笑顔に唯一光が見え、少年の新たなる出発の無事と幸運を祈らずにはいられない予告編となっている。


予告編と同時に解禁となったポスタービジュアルは、本作で監督を務めるナディーン・ラバキー監督が一目見てそのカリスマ性に惹かれ抜擢された主人公ゼインの、大きく心奪われるような深い瞳でまっすぐ見つめる姿が印象的。「両親を告訴する。こんな世の中に僕を産んだから。」というキャッチコピーが少年の悲痛な思いを物語っている。


日本からは地理的・心情的に遥か遠い地域を舞台としながらも、懸命に生きようとする少年の成長物語という普遍性が観る者へ魂の共鳴をもたらす本作。中東の貧困と移民の問題を知り、考えるきっかけとしても是非観てほしい。

『存在のない子供たち』は7月、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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