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237号室、鏡、双子の少女…『シャイニング』から『ドクター・スリープ』に継がれるキーアイテム

オビ=ワン・ケノービ役に復帰することが決まったユアン・マクレガーが、伝説的ホラー映画『シャイニング』の正統続編にあたる『ドクター・スリープ』で主演を務めている。前作からおよそ40年。そこに受け継がれた恐怖の正体とは?

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『ドクター・スリープ』 (C)2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
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  • 『ドクター・スリープ』本ポスター(C)2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
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  • 『シャイニング』 (C) APOLLO
オビ=ワン・ケノービ役に復帰することが決まったユアン・マクレガーが、伝説的ホラー映画『シャイニング』の正統続編にあたる『ドクター・スリープ』で主演を務めている。前作からおよそ40年。そこに受け継がれた恐怖の正体とは?

ホラー映画の金字塔『シャイニング』とは?


『シャイニング』 (C) APOLLO
スティーブン・キングの原作をもとに、数々の名作を世に残したスタンリー・キューブリックが監督・共同脚色を手掛けたホラー映画の金字塔、それが『シャイニング』だ。公開は1980年。当時ニューズウィーク誌が「史上初の叙事詩的ホラー映画」と評し、その後も、多くの映像作家に影響を与えた。また、長年にわたりファンが議論や考察を重ねており、その奥深い恐怖と魅力が人々を虜にしている。

『シャイニング』 (C) APOLLO
舞台は、コロラド州の雪山に建つ展望ホテル。そこに冬季休業中の設備管理を任された小説家志望のジャック(演じたのはジャック・ニコルソン)、妻のウェンディと息子のダニーがやって来るが、閉ざされた空間で、次第にジャックは精神的に追い詰められ、内に秘めた狂気を覚醒させてしまう。逃げ場を失った母子の運命は?

ダニーはシャイニング=特殊能力の持ち主


『ドクター・スリープ』 (C)2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
『シャイニング』、そして40年後を舞台にした『ドクター・スリープ』に共通して登場するのが“シャイニング”というキーワード。本シリーズにおいては一種の特殊能力を意味しており、そのバリエーションは多種多様。実は登場人物の1人であるダニーは、このシャイニングの持ち主であり、彼の場合は、他人と言葉を介さずにコミュニケーションを取れ、さらに心の中を読んだり、かすかに未来を予見することもできるのだ。

40年前、父親が巻き起こした惨劇を生き残ったダニー(ユアン・マクレガー)は、成長した後も深いトラウマに苦しみ、何より自分の特殊能力から逃れようと、深刻なアルコール依存症に陥っている。そこに訪れた、ある出会い…。過去と決別し、人生の目的を見出そうと一歩を踏み出すダニーの物語が『ドクター・スリープ』の重要なポイントである。

「237号室」や「鏡」などのキーアイテム


『ドクター・スリープ』 (C)2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
特殊能力を意味する“シャイニング”のほかにも、『シャイニング』『ドクター・スリープ』の両作品には、同じ設定やアイテムが共有されている。例えば随所に登場する<鏡>は、目の前の幻想/目を背けたい現実を両方映し出し、キャラクターが抱える不安や恐怖を同時に観客に見せつける重要なアイテム。劇中に登場する文字列「REDRUM」が、鏡に映すと「MURDER(殺人)」となる演出も見逃せない。

また、惨劇の舞台となった展望ホテルの中でも、特に<237号室>には要注意! ここはある事件の舞台となった部屋で「絶対に入ってはいけない」とされている。一体何が? さらに水色のドレスを着た<双子の少女>や、大量の血液があふれ出す<エレベーター>など、象徴的なキーアイテムがどちらの作品にも登場し「40年経っても終わらない恐怖」を示唆。なお、これら一連のシーンは、スティーブン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』にてオマージュとして登場している。

『シャイニング』40年後…再びあのホテルへ


『ドクター・スリープ』 (C)2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
狂気に陥った父親ジャックによる惨劇を生き残ったダニーは40年後、生まれ持ったシャイニングに導かれ、自分に似た能力者の少女・アブラと出会う。時を同じくして、周辺では、少年少女の連続失踪事件が発生。その犯人は、同じ特殊能力を持ったカルト集団だった。アブラもターゲットだと知ったダニーは、彼女を守ろうと奮闘。そして、事件解決のカギを求めてたどり着いたのが、かつて惨劇の舞台となった雪山の展望ホテルだった…。

主人公が幼少期のトラウマを克服するために、あえて恐怖に立ち向かうという姿は、日本でも大ヒットした『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』2部作にも共通しており、原作であるスティーブン・キングが描き続ける“命題”とも受け取れる。キング原作に関しては今後、『ペット・セメタリー』の再映画化版が来年1月に日本公開されることも決定。ホラー界の“キング”が、再び脚光を集めている。

《シネマカフェ編集部》

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