【ドラマニア】“絆”が要の名作揃い! 秋ドラマ「勝手にベスト3」

2019年を締めくくる秋ドラマが続々と終了を迎えています。そこで今日は、ドラマニアな筆者が選ぶ「勝手にベスト3」を発表! ランキング形式でご紹介していきましょう。

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「グランメゾン東京」第11話 (C) TBS
  • 「グランメゾン東京」第11話 (C) TBS
  • 「グランメゾン東京」第11話 (C) TBS
  • 火曜ドラマ「G線上のあなたと私」(C)TBS
  • 「グランメゾン東京」第10話 (C) TBS
  • 「俺の話は長い」第9話/「トンカツと占い」 (C) NTV
師走に入り、一段と寒さが増すこの季節――2019年を締めくくる秋ドラマが続々と終了を迎えています。今期は、人と人との“絆”を描く愛に溢れた物語が多かったような気がしますね。そこで今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が選ぶ「勝手にベスト3」を発表! ランキング形式でご紹介していきましょう。

第1位:“ワンチーム”で目指す三ツ星への道
観る者の心を打つ極上の再起奮闘ドラマ「グランメゾン東京」


「グランメゾン東京」第10話 (C) TBS「グランメゾン東京」第10話 (C) TBS
木村拓哉さんが型破りなフランス料理シェフを演じたヒューマンドラマ「グランメゾン東京」。パリでアレルギー物質混入事故を起こしてしまった主人公・尾花(木村さん)が挫折を経て少しずつ変わっていく姿は、観る者の心に大きな勇気を与えてくれました。新たなパートナー・倫子(鈴木京香)との出会いで、人との関わり方を見直し始める尾花。言葉足らずですれ違ってしまっていたかつての同僚・京野(沢村一樹)や相沢(及川光博)との雪解けシーンも、実力派が揃う本作ならではの見どころと言えるでしょう。

加えて今作では、話の鍵を握る尾花の弟子・祥平(玉森裕太)の踏ん張りが、「グランメゾン東京」を大きく支えてくれていた気がします。取り返しのつかないミスを犯してしまった後悔と葛藤、逃げ出したい気持ちと裏腹にある愛情。誰しも一度は経験したことがあるだろうもどかしい感情を一手に担い邁進していく祥平の背中に、思わず涙した視聴者も多いのでは? 例えどんなに高い壁が立ちはだかろうとも、“ワンチーム”の絆があれば乗り越える方法に辿り着くことができる――ひと筋の光を見せてくれた力強いドラマです。

最終回あらすじ


ミシュランの審査が近づき、「グランメゾン東京」の新メニュー開発は大詰めを迎えていた。そんな中、新しい魚料理のため、フレンチにとって禁断の食材である“マグロ”に挑んでいる尾花を見て、倫子は不安になり、口を出してしまう。口論した末に、尾花は「スーシェフを辞める」と告げるのだった…。突然の発言に動揺する中、倫子も魚料理を作り、美味しい方をメニューに加えようと提案する。

「グランメゾン東京」第11話 (C) TBS「グランメゾン東京」第11話 (C) TBS
一方、丹後がいなくなった「gaku」は、新しいシェフ・結月の傍若無人な振る舞いで店はボロボロになっていた。その矢先、ついにある事件が起きてしまう…。そして、いよいよ運命のミシュランの審査が始まる。果たして「グランメゾン東京」は、三つ星を獲得することはできるのか?

第2位:理想と現実の狭間で揺れ動く心
“恋のはじまり”を丁寧に描いた「G線上のあなたと私」


火曜ドラマ「G線上のあなたと私」(C)TBS
恋愛漫画の名手・いくえみ綾さんが紡ぐ、世代を超えた友情…そして恋愛の物語「G線上のあなたと私」。誰に強要されたわけでもない大人のバイオリン教室という偶然の場を舞台に、婚約を破棄されたアラサー主人公・也映子(波留さん)×兄の元恋人への想いをこじらせた大学生・理人(中川大志)×夫の浮気を消化しきれない主婦・幸恵(松下由樹)――心にモヤッとした悩みを抱える三世代が集い、心を通わせ、各々の悩みに向き合うほんの少しの元気をもらう心温まるストーリーはまさに絶品! 年齢も境遇も関係ない愛に溢れた第三の絆があってもいいんだと、肩の荷を下ろしてくれるとっておきのドラマに仕上がりました。

中でも、恋に臆病になってしまった也映子と理人の付かず離れずのやり取りが毎話たまらなく愛おしく、壁ドンやバックハグのような激しい感じではない、指先が少し触れるだけでドキドキ意識してしまうリアルな展開がとても良かったです。純粋に恋がしたいという理想と裏腹に、結婚という現実を障害に感じてしまうジレンマ…。等身大の恋模様を、非常に丁寧に描いてくれていましたね。悩める全ての人に観て欲しい、おすすめの一作です。

第3位:妙にリアルで巧みな会話劇が癖になる!
“家族の絆”が胸に沁み渡る一作「俺の話は長い」


「俺の話は長い」第9話/「トンカツと占い」 (C) NTV
働くことに意義を求め、得意のヘリクツで武装しながらニート生活を続けるアラサー主人公・岸辺満(生田斗真)の3か月を描いた「俺の話は長い」。会話劇をメインに、かつ30分二本立てという斬新な構成に挑んだ本作――日常を逸脱した出来事はほとんど起こらず、生活に根づいた食事風景、季節のイベントなどを切り取っていくシンプルな形は、現代ホームドラマの在り方に大きな一石を投じたと言えるでしょう。口では憎まれ口を叩き、時に核心をつく嫌味を言い合いながらも、一度食卓を囲めば元通り。一方で、口に出さずとも、辛い時は察して優しく背中を撫でてくれる“家族の絆”の尊さを教えてもらいましたね。

会社という舞台は一切出てこないのですが、朝・夕の食事シーンや商店街ですれ違う人々の姿を描くだけで、一人の青年が就職にもがき苦しむ葛藤を丁寧に表現。ストレートな言葉が胸を打ち、思いを言葉にして伝えることの大切さを身に染みて感じさせてくれた最終回。観た人が、あとほんの少しだけ素直になりたくなる…非常にほっこりとした最新鋭のドラマでした。

2020年は、どんな作品が登場するのでしょうか。引き続き、ドラマニアをお楽しみくださいませ。
《text:Yuki Watanabe》

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