【ドラマニア】濃いキャラクターに釘付け…「美食探偵」「M」ほか春ドラマを振り返る

放送日が先送りになるなど、異例尽くしの対応に追われた春クール。いずれも一筋縄ではいかない“癖の強い”物語展開が特徴だったように思われます。今日はドラマニアな筆者が注目した3作品を振り返っていきましょう。

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「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV
  • 「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV
  • 原作「美食探偵-明智五郎-」東村アキコ(集英社「ココハナ」連載)(C)東村アキコ/集英社
  • 「捨ててよ、安達さん。」第1話 (C) 「捨ててよ、安達さん。」製作委員会
  • 「M 愛すべき人がいて」(C)ABEMA
  • 「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV
放送日が先送りになるなど、異例尽くしの対応に追われた春クール。無事最終回を迎えた作品を見てみると、いずれも一筋縄ではいかない“癖の強い”物語展開が特徴だったように思われます。疲れた心に程良い刺激を与えてくれる、記憶に残るドラマ――中でも、今日はドラマニアな筆者が注目した3作品を振り返っていきましょう。

主人公の恋のお相手は、美しき殺人者…!異例の三角関係から目が離せない
「美食探偵 明智五郎」


原作「美食探偵-明智五郎-」東村アキコ(集英社「ココハナ」連載)(C)東村アキコ/集英社
「東京タラレバ娘」でお馴染みの作家・東村アキコさんがサスペンス漫画に挑戦したことでも話題の本作。主人公の探偵・明智五郎(中村倫也)が、意図せずマグダラのマリアを名乗る美しき殺人者(小池栄子)を世に放ってしまう衝撃のスタートに始まり――彼女の暴走を止めようとすればするほど、皮肉にも新な殺人者を連鎖して生んでしまうという驚きの展開は、見る者を惹きつける不思議な魅力がありました。

一方で、高度な頭脳戦を繰り広げる明智×マリアの間で奔走する小林苺(小芝風花)の純真無垢な人となりがとても丁寧に描かれており、ノリツッコミしながらキュートに立ち回るその姿に癒される場面も。

自分が遠い過去に手放してしまった真っ白な魅力を持つ彼女に、包丁や毒を持って襲い掛かるマリア…。鬼気迫る三角関係から終始目が離せないドラマでしたね! 含みのある切ない最終回も、視聴者の期待を裏切らない「美食探偵」らしい終わり方でした。

心の奥底に秘めた思いが、夢の中で湧き上がる シュールな本音が癖になる
「捨ててよ、安達さん。」


「捨ててよ、安達さん。」第1話 (C) 「捨ててよ、安達さん。」製作委員会
デビュー36周年を迎える女優・安達祐実さんが、本人役で登場することでも話題の本作。女性誌の企画で毎号「私物を一つ捨てる」という連載を始めた安達さんは、夢の中に擬人化して現れる様々な“捨てられないモノ”たちと会話することで、自身の心を整理していきます。ファンタジーなのに妙にリアルな会話劇が、まさに癖になる一作と言えるでしょう。

中でも視聴者の興味関心を引いたのが、夢に度々登場する謎の少女(川上凛子)の存在。安達さんに詰め寄り、時に鼓舞する彼女は一体何者なのか…? 最終回、これまでずっと捨てられなかったゴミ箱の中身と向き合うことで見えてくる本当の思い――捨てられない理由と深く結びついている家族や恋人との“思い出”について、改めて考えさせられるお話でした。

濃いキャラクターたちが脳裏に焼きつく――春クール随一の話題沸騰ドラマ
「M 愛すべき人がいて」


「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV
安斉かれんさん×三浦翔平さんのダブル主演で、歌姫・浜崎あゆみさん誕生に潜むエピソード、90年代激動の音楽業界に迫る本作。登場人物たちのキャラクターがとにかく濃く、見る者に強いインパクトを与える作品として、この春大きな注目を集めました。

中でも、田中みな実さん演じる妖艶な秘書・礼香の猟奇的な振る舞いが最終回を揺るがすこととなり、SNSでは「ヤバイ」「コワイ」と大盛り上がりに――。「アユは、マサがいない方が良い歌を作る」という彼女言葉が、運命の恋で結ばれたアユ×マサの未来を大きく左右していきます。平成の名曲誕生の裏側に秘められた、知られざる物語とは…?

ABEMAプレミアムでは、礼香を主人公にした「L 礼香の真実」が配信されているそうなので、愛のためならどんな手段も厭わない彼女の人となりを知りたい方は、是非合わせてチェックしてみてください。

あなたの記憶に残ったのは、どの作品ですか? 以上、春クールの振り返り3選でした。
《text:Yuki Watanabe》

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