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本作は、兵庫県立東播磨高校演劇部が上演し、第63回全国高等学校演劇大会で文部科学大臣賞（最優秀賞）を受賞、いまも全国の高校でリメイクされ続けている名作戯曲が原作。「しょうがない」と最初から諦めている、“青春の真ん中”にはいない4人の高校生たち、それぞれの想いが野球部の試合を見守る中で交差し、先の読めない試合展開と共にいつしか熱を帯びていく。
公開されるや否や、「今年を代表する1本」「文句なく面白い」「涙が止まらない」など熱い感想が続々とSNSなどに投稿が相次ぎ、また、映画を見た著名人も作品を見て熱い感想を連発。
ライムスター宇多丸はパーソナリティをつとめる「アフター6ジャンクション」で本作を取り上げ、「どの登場人物にも切実さや苦しみ、悲しみがある。フェアな語り口は近年のアメリカ青春映画にも通じる。文字通り万人にオススメできる、文句なしの娯楽作」とベタ褒め。ダイノジ大谷も、公式Youtubeチャンネル「ダイノジ中学校」で「大人が見ても泣ける日本の歴史に残る一本」と大絶賛。
ほかにもSNSでは、ミュージシャンの大槻ケンヂ、イラストレーターの中村佑介、ミステリー作家の七尾与史らが絶賛を贈っている。
映画のヒットを受け、ガールズバンド「the peggies」の主題歌「青すぎる空」のMVも解禁。映画の映像もふんだんに使い、映画を未見の人も、すでに観た人ならばなおさら胸が熱くなる内容に。さらに、期待の新人・森マシミによるコミカライズ版も8月28日より発売されている。
城定秀夫監督は、「上映開始から1ヶ月が過ぎた今なお満席になるのも観客のみなさんの応援のおかげですし、みなさんに支えられ、育てられてる映画なんだなと感謝の気持ちを改めています」と語り、「高校時代を思い出したり、今置かれている状況に重ねたり、感じ方もそれぞれですが、映画に励まされたという声が多く、映画を作る者としてこんなに嬉しいことはありません」と感謝。
主題歌「青すぎる空」のMVについて、「観客席の彼ら彼女らの思いが画面から溢れ出るような素敵な仕上がりになっていますので、これを観て映画の感動を蘇らせ、もう1回観にいこう！いや、あと10回観にいこう！などと思って頂けたら幸いです。あ、まだ観ていない方は何はさておき映画館へ！お待ちしております！」と熱くコメント。
また、「the peggies」のヴォーカル＆ギター・北澤ゆうほは、「真ん中にいる奴らじゃなくて、こういう端っこの俺らこそが主人公なんだぜ！正義なんだぜ！」という映画ではない、と断言しながら「真ん中も端っこも平等に主人公に"なれる"という事、みんなそのまま自分の居場所でそれぞれの輝き方を大切にしていいんだという事を教えてくれた気がしました。主人公なんだよと気付かせてくれる、ではなく、主人公になる勇気をくれる、そんな素晴らしい作品」と本作のテーマに触れてコメント。
「映像と楽曲の結び付きをより一層強く感じられる映像になった」と自信をのぞかせている。
『アルプススタンドのはしの方』は新宿シネマカリテ、渋谷シネクイント、イオンシネマ板橋ほか全国にて公開中。
