「日本におけるイタリア年」をきっかけに、2001年の春に始まり、毎年1万人を超える観客が訪れる恒例イベントとなった「イタリア映画祭」。
2日間行われるリアル上映後、今回、1か月期間限定でオンライン上映を実施。「新作」「4人の名優たち」「コメディー」「監督デビュー作」「短編」というカテゴリーで分けられており、「新作」ではリアル上映も決定している3作品、人気俳優のステファノ・アッコルシ、エドアルド・レオ、ジャスミン・トリンカを迎えた『幸運の女神』、奔放な父と自閉症の息子の愛情ほとばしるロードムービー『オール・マイ・クレイジー・ラブ』、ローマ国際映画祭クロージング作品『きっと大丈夫』がラインアップ。

「4人の名優たち」では、Netflix『オールド・ガード』に出演し日本でも人気急上昇中のルカ・マリネッリ出演作『来る日も来る日も』『イタリアの父』をはじめ、マルゲリータ・ブイ、ヴァレリオ・マスタンドレア、アルバ・ロルヴァケルと、イタリアを代表する旬な名優がそれぞれ出演する作品をピックアップ。

また「コメディー」は、過去のイタリア映画祭でも好評を博したイタリアならではの多岐に渡ったコメディー作品を。
「監督デビュー作」では、若き天才アリーチェ・ロルヴァケルの『天空のからだ』。

マーティン・スコセッシが才能を認めたジョナス・カルピニャーノの『地中海』。

そして女優で監督のヴァレリア・ゴリーノの『ミエーレ』を上映。

「短編」では、巨匠マルコ・ベロッキオ、女優としても活躍するジャスミン・トリンカ初監督作品が登場。いずれも、日本の劇場や動画配信サービスでは観ることのできない作品ばかりとなっている。

なお料金形態は、新作が1200円、旧作は500円、短編は無料で観ることができる。

「イタリア映画祭2020」は11月13日(金)・14日(土)イタリア文化会館アニェッリホールにて、11月20日(金)~12月20日(日)オンラインにて開催。