『裏アカ』監督、神尾楓珠との出会いは短編『春の佳き日』“印象的な佇まい”に惹かれる

映画『裏アカ』の神尾楓珠と監督の加藤卓哉が、神尾さんのブレイク以前の主演短編『春の佳き日』にてタッグを組んでいたことが分かった。

映画 邦画ニュース
『春の佳き日』
  • 『春の佳き日』
  • 『春の佳き日』撮影記念写真
  • 『裏アカ』(C)2020映画『裏アカ』製作委員会
  • 『裏アカ』(C)2020映画『裏アカ』製作委員会
  • 『裏アカ』(C)2020映画『裏アカ』製作委員会
  • 『裏アカ』(C)2020映画『裏アカ』製作委員会
  • 『裏アカ』(C)2020映画『裏アカ』製作委員会
瀧内公美主演の映画『裏アカ』に出演する神尾楓珠と監督の加藤卓哉が、神尾さんのブレイク以前の主演短編『春の佳き日』(2018)にてタッグを組んでいたことが分かった。

>>『裏アカ』あらすじ&キャストはこちらから

『春の佳き日』あらすじ


持田家に生まれた三人兄弟の末っ子・恵三(20歳)には、入院中の母・静(58歳)がいる。自分の余命を知った静は「最後になるかもしれない」と、恵三に桜を見に行こうと誘う。恵三は母が乗る車いすを押し桜の咲く道を歩く。散り行く桜を見つめ、恵三はある秘密をようやく打ち明けることになる。死に直面する母親と、自分と向き合う恵三。それぞれが抱える想いを、美しい桜を眺めながらすっと溶けるように打ち明けていく。

『春の佳き日』撮影記念写真
『春の佳き日』は10分ほどの短編で、三人兄弟の末っ子の恵三役を演じたのが神尾さん。同性を好きであることが打ち明けられず、友人にさえも口を噤むようになってしまうが、それでもなお、自分と向き合う様子を演じている。親子同士の微妙な距離感、間の取り方や目線から感情が深く伝わってくる演技を披露。また、死と対峙する母親と、未来に向かって生きる息子のコントラストが、儚く散る桜と相まって切ない印象を強める。

LGBTをテーマとした「SHORT MOVIE CONTEST」に出品




総合プラットフォームSAI主催で行われた「SHORT MOVIE CONTEST」。審査員は映像作品で名をはせる深川栄洋と、アナウンサーの傍らLGBTに関する取り組みを行っている阿部知代。加藤監督と神尾さんが作り上げた『春の佳き日』は、本コンテストの映像部門にてグランプリを受賞。

審査員からは、「ショットや編集の狙いに作家性を感じた」「映像がとても美しく、カット割りも計算されている」と大好評。また神尾さんに対しては「とても好くて、ラストシーンに感動した」との評価を受けた。

『裏アカ』(C)2020映画『裏アカ』製作委員会
加藤監督は当初、まったく逆の内容の脚本で進めていたと語る。脚本をゲイの友人に見せたところ、「普段からつらい思いをしてるのに、映画観てまでこんな思いをしたくない」と気づかされたそうで、これをきっかけに互いを分かり合える物語に書き替えたという。加藤監督は助監督時代、ふと手に取った神尾さんのプロフィールを見てその“印象的な佇まい”に惹かれ、いつか自分の作品に参加してほしいと思っていたという。

長編デビュー作『裏アカ』で二面性のある難役に再び指名


『裏アカ』(C)2020映画『裏アカ』製作委員会
若者が家族に自分の性的指向を打ち明けるという切り口の作品を作り上げた加藤監督。桜や明るい色調の映像美、作品からあふれる心奥に手を差し伸べるような温かさによってグランプリを受賞。

この作品で神尾さんの確かな演技力を感じ、長編デビュー作の映画『裏アカ』で、表と裏の二面性のある難役に再び神尾さんを指名したという。SNS社会を風刺した男女の性愛を表現した作品であり、監督である加藤さんと目力による表現と演技力を持つ神尾さんの再タッグは見ごたえたっぷりとなっている。

『裏アカ』は4月2日(金)より新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマズ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

特集

関連記事

特集

page top