葵わかなと神尾楓珠がW主演を務める「すべての恋が終わるとしても」が10月より放送されることがわかった。
原作は、冬野夜空による同名の超短編集。切ない恋のエピソードが140字で様々に綴られ、SNSを中心に共感の声が続出、シリーズ累計発行部数が55万部を突破した話題作だ。
高校の卒業式に付き合いはじめた同級生の男女を主人公に、彼らを取り巻く人物たちも含めた8人の男女が織り成す群像ラブストーリー。

葵わかなが演じる羽沢由宇と神尾楓珠が演じる大崎真央は、高校の同級生で美術をきっかけに距離を縮めた恋人同士。大学進学を機に遠距離になった二人は次第にすれ違い、やがて社会人に…運命の恋の行方を描く。葵と神尾が演じる等身大の姿に、注目だ。
さらに、ショートドラマの制作も決定し、SmartNewsアプリ内などで全10本配信予定。短い映像の中でも「すべ恋」の世界観を丁寧に紡いでいく(配信は9月以降を予定)。

葵は脚本を読んだ印象について「タイトルの通り、切なさが常に漂う物語だと思いました。恋の始まりや終わりだけでなく、人が成長していくこと、変わっていくことやそれでも変わらない事など、どこか切なさが描かれていると感じます」と語り、「私も過ごしたことのある時期なので共感する部分は多い気がします」とコメント。
さらに、初共演の神尾については「同い年だということもあって、力を合わせて楽しく現場を過ごせていると思います! 真央と由宇のシーンをこれから重ねられる事が楽しみです」と述べた。

一方、神尾は「恋愛をしたことがある人なら共感できるようなシチュエーションや描写が多く出てきており、共感すると同時に胸がぎゅっと締め付けられるような気持ちになりました」とし、自身が演じる大崎真央については「優しくて、柔らかくて、でもどこか掴みどころのないキャラクターだと思いました」と説明。
葵との共演については「すごく真面目で熱心な方だと思いました」と語り、「でも現場で話していくうちに、僕のしょうもないノリにも乗っかってくださり、意外な一面も見つけることができました。あとすごく姿勢が良いです」と撮影現場でのエピソードも明かした。
また両者ともに「共感してもらえる作品」を述べている本作。期待が高まる。
原作・冬野夜空 コメント
旧Twitter時代に書いていた1投稿で読み切れる140文字の物語が、書籍化を経てついにドラマになって地上波へと羽ばたくことになりました。すべての恋が終わるとしても、通称すべ恋。本作を原作として、脚本家の三浦さんがさらに素敵なストーリーを組み立ててくださり、葵さんや神尾さんをはじめとしたキャストの方々に、文章では表現しきれない動きや彩りを、ドラマという形で昇華していただいています。ドラマという映像作品として素敵なものに仕上がっていると思いますので、毎週皆様と一緒に楽しめたら嬉しいです。ぜひご期待ください。
「すべての恋が終わるとしても」は10月より毎週日曜22時15分~ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットにて放送開始。


