昨年は韓国映画『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞4部門受賞、今年は『ノマドランド』のクロエ・ジャオがアカデミー賞で監督賞、『ミナリ』のユン・ヨジョンが助演女優賞を受賞するなど、近年、アジア系映画人の活躍が注目されている。とはいえ、南カリフォルニア大学のアネンバーグ・インクルージョン・イニシアティヴの調べによると、2007年から2019年までのハリウッドの上位興収1300作品において、セリフを与えられているアジア人あるいは太平洋諸島またはハワイの血を引く俳優(以下、API俳優)は、ほかの人種・民族と比べて6パーセント未満であったという驚きの結果が明らかになっている。1300の作品で51159人のキャラクター中、“しゃべる”API俳優はたったの3034人で、5.9パーセントだったという。API俳優が主演、または共同主演した作品は、より少ないことが明らかに。1300作品で白人の男性俳優が主演または共同主演した作品が336作品なのに対し、わずか44作品(3.4パーセント)しかなかったのだ。44作品のなかで、主演または共同主演として活躍したAPI俳優は、ドウェイン・ジョンソン、キアヌ・リーヴス、ジョン・チョー、コンスタンス・ウー、ヘイリー・スタインフェルド。さらに、API俳優は悪役または端役にキャスティングされがちで、ハリウッドではAPIに対して害のあるステレオタイプが横行し続けていることが数字によって証明された。
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