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マーク・ストロング、90年代に『007』の悪役を逃していたことを明かす

『シャザム!』『1917』『クルエラ』とコンスタントに大作に出演し、活躍してきたマーク・ストロング。

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マーク・ストロング Photo by Gareth Cattermole/Getty Images
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  • ダニエル・クレイグ-(C)Getty Images
  • ダニエル・クレイグ - (C) Getty Images
『シャザム!』『1917 命をかけた伝令』『クルエラ』とコンスタントに大作に出演し、活躍してきたマーク・ストロング。彼にも役者として失敗してしまったことがあるという。テレビ番組「There's Something About Movies」で、ある作品のオーディションで失態を演じた過去について語った。

それは1990年代、ピアース・ブロスナンが5代目ジェームズ・ボンドを務めていた『007』シリーズの悪役のオーディションでのこと。前日、セリフを覚えたマークは、ちょっとしたお祝い気分で飲みに出かけた。「酔っぱらってしまいました。それも、かなり。次の日はひどい二日酔いになってしまったんです」と語り出す。

それでも、『007』シリーズの悪役を演じるというチャンスは絶対に逃すわけにいかず、オーディション会場へと出向いた。会場には8人の審査員がいたという。「演技を始めましたが、セリフが出てきませんでした。全然思い出せない。ひどい出来でした。汗もかいていたし…あれは本当に最悪な経験でした。学ぶことはありましたが」とふり返る。

もちろん、マークは役を手にすることはできなかった。しかし、話はそれだけでは終わらない。「皮肉なことに、私が酔っぱらうほど飲んでしまった前日に一緒にいたのはダニエル・クレイグなんです。彼の責任ですよ!」と明かしたことで会場に笑いが起きた。ダニエルはその数年後にちゃっかり6代目ジェームズ・ボンドに就任し、『007』シリーズ5作品に出演しているのだから。
《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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