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謎多き天才デザイナーの創造性と仕事術『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』場面写真

常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラのドキュメンタリー『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ“』より場面写真が解禁となった。

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(C)2019 Reiner Holzemer Film – RTBF – Aminata Productions
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常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラのドキュメンタリー『マルジェラが語る"マルタン・マルジェラ"』より場面写真が解禁となった。


>>『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』あらすじ&キャストはこちらから

キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け匿名性を貫いたデザイナーのマルタン・マルジェラ。監督のライナー・ホルツェマーは、難攻不落と思われたマルジェラ本人の信頼を勝ち取り、本作を作り上げた。マルジェラは「このドキュメンタリーのためだけ」という条件のもと、ドローイングや膨大なメモ、初めて自分で作ったバービー人形の服などプライベートな記録を初公開し、ドレスメーカーの祖母からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツの誕生、世界的ハイブランド、エルメスのデザイナーへの抜擢就任、そして51歳にして突然の引退など、これまで一切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティについてカメラの前で語っている。

この度解禁されたのは、劇中の場面写真9点。デビューショーのランウェイ画像から初期マルジェラの代表作の一つであるコルクネックレス、マルジェラの代名詞とも言える四隅の白いステッチや、アトリエ風景など、謎に包まれてきた秘密の一旦が垣間見えるものばかり。劇中「既にマルジェラっぽい」と本人が明かす、初めて作ったバービー人形の洋服に加え、過去のコレクションの貴重なショットも確認できる。

監督のホルツェマーは、「ちょうど展覧会の準備中だったというマルジェラにメールを送ったことが本作製作のきっかけだった」と当時を振り返る。「運がよかったのは、彼がパリでの展覧会を準備中だったことだ。僕は展覧会のキュレーターにメールを書き、マルタンへメールを回してもらえないかと頼んでみた。でも返信は何ヵ月も来なかった。だから、また頼んでみた。彼のところには、この類のメールがたくさん届く。つまり多くのフィルムメーカーが彼の映画を撮りたいと思っていたんだ。僕の2通目のメールは彼の手に渡ったが、他の多くの人も接触していた。マルタンが信頼を寄せる人たちが僕の『ドリス・ヴァン・ノッテン』を観ていてくれていて、最高の組み合わせだと彼に助言してくれたんだよ」と、前作があったことで奇跡的に本作を作ることができたと、制作秘話を明かしている。

なぜ、マルタン・マルジェラは評価され続けるのか? 革新的、繊細で優しく、かつ大胆不敵。本質を見極め決して妥協しない、謎に包まれたその創造性と仕事術の全貌が明かされる、珠玉の一作だ。

『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』は9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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