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リサ・ジョイ監督、SFの世界で「ロマンシティズムを活かしたい」『レミニセンス』の斬新さ明かす

ヒュー・ジャックマンを主演に迎えて“記憶潜入”をテーマに描く『レミニセンス』。脚本を手掛けた、海外ドラマ「ウエストワールド」のリサ・ジョイ監督が本作について語った。

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『レミニセンス』リサ・ジョイ監督(C)2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
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都市が海に沈み、水に支配された世界を舞台に、ヒュー・ジャックマンを主演に迎えて“記憶潜入”をテーマに描く『レミニセンス』。脚本、監督を手掛けたのは、海外ドラマ「ウエストワールド」のリサ・ジョイ。共同製作者である夫のジョナサン・ノーランがリサ監督の脚本を初めて読んだとき、「思わず息をのんだ」と明かした。


>>『レミニセンス』あらすじ&キャストはこちらから

ジョナサン・ノーランは、「僕好みの映画やフィルム・ノワールや往年の名作を凝縮したような出来だったんです。この完成度なら登場人物、運命、記憶にまつわる謎解きを存分に楽しめると思いました。リサはクラシック作品の要素を採り入れただけでなく、ことごとくアレンジした。既存のジャンルをかき集め、バラバラに解体し、新しく組み立てたんです」と、本作がこれまでのSF作品とは一線を画すものだったとふり返る。

そんな革新的な脚本が生まれたのは、リサ監督が第一子を妊娠中だったときだという。新しい命を授かったことと身近な人の死が偶然に重なったタイミングだったとのことで、その中で記憶潜入(レミニセンス)というテーマを掘り下げていったとリサ監督は言う。「人には、胸の奥にしまい込んだ“一生の思い出”があります。それを何度となく思い返し、生きる糧にしている。だれにも打ち明けることのない思い出だけに、本人がこの世から消えたら、一緒に消えてしまう」とリサ監督。

「人はみな最後は“思い出話”になるのかもしれません。その人の一生が数行のエピソードになって、次の世代に語り継がれていく。だとしたら、おもしろいエピソードを残せるように今を生きるべきではないか、そして自分が得た以上の感動を後世に残すべきではないかと思っていきました」。

また、本作には記憶潜入(レミニセンス)というテーマに加えて、リサ監督が愛する“フィルム・ノワール”と“神話”の世界も大きく影響している。「どちらの舞台も、闇が支配する過酷な無法地帯。そんな世界に一筋縄ではいかないキャラクターが登場します。そこには100パーセントの英雄もいなければ、100パーセントの犠牲者もいない。暗黒世界の住人の、多彩な人物描写に心ひかれました」。

さらに、「この作品ではキャラクターの多面性を掘り下げ、フィルム・ノワールのイメージを一新したかった。まずは“ノワール(暗黒)”の定義を変えようと思ったんです。フィルム・ノワールの映像は極端に暗いのが特徴ですが、この作品には光や自然の美をふんだんに採り入れたかった。いちばん深い闇はいちばん美しい風景の中にこそ潜んでいるものですから」と語り、「未来をスペクタクルとして見せるのは楽しいことでもあるんですが、同時にエモーショナルな側面にとても興味を持っています。人の物語や人生についてロマンティックな考えをする方なので、アクションやノワールと関連付けられることの多いこのSFというジャンルの中で、ロマンシティズムを活かしたいと考えて撮影しました」と、リサ監督だからこそ生まれた本作の撮影をふり返った。

『レミニセンス』は9月17日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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