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紛争地の若者たちの和平オーケストラ描く『クレッシェンド 音楽の架け橋』1月公開

世界中の映画祭で観客賞を受賞した感動作『クレッシェンド 音楽の架け橋』が来年1月より全国公開することが決定し、併せて特報、ポスタービジュアル、場面写真13点も解禁となった。

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世界中の映画祭で観客賞を受賞した感動作『クレッシェンド 音楽の架け橋』が来年1月より全国公開することが決定し、併せて特報、ポスタービジュアル、場面写真13点も解禁となった。

世界的に有名な指揮者のエドゥアルト・スポルクは、紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、平和を祈ってコンサートを開くというプロジェクトを引き受ける。コンサートに向けて、オーディションを勝ち抜き、家族の反対や軍の検問を乗り越え、音楽家になるチャンスを掴んだ20余人の若者たちが集まった。しかし互い国が攻撃に晒され憎み合う両陣営は激しくぶつかり合ってしまう。そこでスポルクは彼らを南チロルでの21日間の合宿に連れ出す。寝食を共にし、互いの音に耳を傾け、経験を語り合い…少しずつ心の壁を溶かしていく若者たち。だがコンサートの前日、ようやく心を一つにした彼らに、想像もしなかった事件が起きて…。

“世界で最も解決が難しい”とされる紛争地パレスチナとイスラエルから、音楽家を夢見る若者たちを集めてオーケストラを結成する――。現実にはあり得ない物語に見えるが、映画は実在の管弦楽団へのインスパイアされている。

モデルとなったのは、現代クラシック音楽界を代表する巨匠指揮者ダニエル・バレンボイム率いる「ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団」。米文学者エドワード・サイードと共に、中東の障壁を打ち破ろうと1999年に設立し、「共存への架け橋」を理念に現在も世界中でツアーを行うなど活動を続けている。

タイトルの「クレッシェンド」とは、「だんだん強く」を意味する音楽用語。一人と一人の間に音楽を通じて芽生えた小さな共振が、やがて強く大きく世界中に響きわたっていく。そんな祈りのようなメッセージが込められている。

彼らのスピリットから着想を得て脚本を共同で書きおろし、監督も務めたのは、イスラエル・テルアビブ出身でヒューマンドラマの名手として知られるドロール・ザハヴィ。若者たちを導くマエストロを演じるのは、『ありがとう、トニ・エルドマン』で絶賛されたペーター・シモニシェック。ヨーロッパからアメリカまで、様々な地域の国際映画祭で上映され、熱い喝采のもと4つの観客賞に輝いた感動作が、ついに日本に上陸する。

この度解禁された特報は、劇中でも流れる「カノン」の曲に乗せ、世界的指揮者のスポルクがオーケストラを編成する企画を依頼されるシーンから始まる。音楽家を目指すパレスチナ人のレイラ(サブリナ・アマーリ)は家族の反対を押し切り、テルアビブでのオーディションに行くまでに厳しい検問を通過しなければいけない。そして互いに憎しみを抱く楽団員は激しくぶつかり合いリハーサルどころではない。果たして彼らは心をひとつにして音楽を奏でることができるのか? ラストに響き渡る魂の演奏に期待が高まる特報となっている。

併せてポスタービジュアルと場面写真も解禁。音楽の力が敵対する心と心の架け橋となり、憎しみや葛藤を乗り越えてハーモニーが生まれていく感動のドラマが切り取られている。

『クレッシェンド 音楽の架け橋』は1月28日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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