美談の“英雄”は“詐欺師”なのか?アスガー・ファルハディ監督最新作『英雄の証明』4月公開

2021年度米アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト選出のアスガー・ファルハディ監督作『A HERO』(英題)が邦題『英雄の証明』として公開されることが決定し、緊張感あふれるシーンを切り取ったポスタービジュアルも解禁となった。

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『英雄の証明』(C) 2021 Memento Production - Asghar Farhadi Production - ARTE France Cinema
  • 『英雄の証明』(C) 2021 Memento Production - Asghar Farhadi Production - ARTE France Cinema
  • アスガー・ファルハディ監督 -(C) AP/AFLO

2021年度米アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト選出のアスガー・ファルハディ監督作『A HERO』(英題)が邦題『英雄の証明』として公開されることが決定し、緊張感あふれるシーンを切り取ったポスタービジュアルも解禁となった。

ある日、借金を抱えるラヒムの婚約者が偶然にも17枚の金貨を拾う。それを元手に借金を返済しようと奔走するが、いつしか罪悪感に苛まれたラヒムは、正直に落とし主に返すことを決意する。そのささやかな善行がメディアで報じられると、大反響を呼び“美談の英雄”に祭り上げられていく。ところが、SNSを介して広まったあるうわさをきっかけに状況は一変。父親を信じる吃音症の幼い息子をも巻き込み、大事件へと発展していく…。

「賞賛」と「疑惑」が交錯するソーシャルメディアの光と闇を描いた本作は、第74回カンヌ国際映画祭にてグランプリ&フランソワ・シャレ賞、第93回ナショナル・ボード・オブ・レビュー脚本賞、外国語映画賞などを受賞し、第79回ゴールデングローブ賞非英語映画賞にノミネートされ、アカデミー賞国際長編映画賞最有力候補との呼び声も高い。

監督は、ベルリン・カンヌ国際映画祭にて数々の賞に輝き、『別離』と『セールスマン』で米アカデミー賞外国語映画賞を2度も制した世界的な巨匠アスガー・ファルハディ。母国イランとヨーロッパを股にかけて活躍し、日常の中に生じた小さなひび割れのような出来事が、人生を根底から揺るがす事態に発展していく様を、サスペンスフルかつ情感豊かに描写する。人間と社会の本質に鋭く切り込む傑作を世に送り出し、世界中の観客たちを魅了してきた。

最新作となる本作では、人間の倫理観という普遍的なテーマを追求するにあたって、SNSやメディアの影響力に着目。主人公の苛酷な運命を通して、真実の曖昧さや、社会に潜む欲望やエゴを現代的な切り口であぶり出す。社会に渦巻く歪んだ正義と不条理を突きつける全世代必見の問題作だ。

『英雄の証明』は4月1日(金)よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。

《text:cinemacafe.net》

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