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名女優の知られざる素顔に迫るドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』5月公開

稀代の銀幕スター、オードリー・ヘプバーンのドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』が5月に全国公開されることが決定。併せて彼女の人生に大きな影響を与えた父との貴重なスチール写真が公開された。

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『オードリー・ヘプバーン』(C)PictureLux / The Hollywood Archive / Alamy Stock Photo
『オードリー・ヘプバーン』(C)PictureLux / The Hollywood Archive / Alamy Stock Photo
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  • 『オードリー・ヘプバーン』(C)Sean Hepburn Ferrer

稀代の銀幕スター、オードリー・ヘプバーンのドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』が5月に全国公開されることが決定。併せて彼女の人生に大きな影響を与えた父との貴重なスチール写真が公開された。

数々の名作を残し、世界中の人々に時を超えて愛される大スター、オードリー・ヘプバーン。『ローマの休日』で主演女優として大抜擢、初の主演作で24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞し、世界で最も称賛を浴びる偉大なミューズとなった。一世代に一人と言われた圧倒的な美貌、そしてハリウッド黄金期の伝説的スターと称された彼女の独自の流儀やライフスタイルはいまも人々にインスピレーションを与え続けている。

しかし彼女は、幼少期に経験した父親による裏切り、そしてナチス占領下のオランダという過酷な環境で育った過去のトラウマから、心に深い傷を負っていた。その経験は彼女のバレエダンサーになるという夢を奪い、私生活にも影を落とすこととなった。

また、『ローマの休日』出演から映画女優として輝かしく活躍する一方、幾度の離婚を繰り返し愛に破れていくが、育児のために女優業を休業するなど、子どもたちへ深い愛情を注いでいく。そして後年は、ユニセフ国際親善大使として自身の名声を善のために尽くし、ようやく心穏やかに過ごす方法を見出す。最初は戦争の犠牲者として動き出した人生を、のちには慈善活動を通して大勢の人たちに癒しと救済をもたらしたことで、オードリーは自分の力で満ち足りた人生を送ることができたのだった。

本作では貴重なアーカイブ映像、リチャード・ドレイファスやピーター・ボクダノヴィッチ監督ら俳優時代の仲間、そして息子や孫、家族ぐるみの友人など、オードリーのプライベートに迫るインタビュー映像をふんだんに盛り込み、その生涯をもって愛情と寛容の力を証明して見せた、極めて特別なひとりの女性を鮮やかにスクリーンによみがえらせる。

監督:ヘレナ・コーンからのコメント
私がこの映画を作りたかったのは、オードリーは英雄だと思ったからです。当然のことですが、彼女はその美しさやファッションによって記憶されています。しかしまだ深く堀り下げられていないオードリーの別の一面があります。彼女は人生における大きな悲劇やトラウマを抱えていましたが、常にそれをより良いものへ、そしてより美しいものへと変えることができました。彼女は恐怖や憎しみに溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がり、今でも何らかの形で戦い続けています。そして自分に何があっても愛することを止めず、寛容な心を持つことができたのです。私にとってそれは、一人の人間が成し得る中で最も英雄的なことなのです。私たちは人生で経験する喪失感や痛みによって作られるのではなく、私たちがそれを許した時、それらによって成長し、活躍することができるのだという生きた証こそがオードリーなのです。

『オードリー・ヘプバーン』は5月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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