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サーファーに憧れる主人公を映す本編映像公開 『ニトラム』監督のコメントも

オーストラリア・アカデミー賞にて最多8部門を受賞した『ニトラム/NITRAM』から、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ演じる主人公の青年がサーフィンに憧れ、母親と会話を交わすシーンが解禁。

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『ニトラム/NITRAM』(C)2021 Good Thing Productions Company Pty Ltd, Filmfest Limited
『ニトラム/NITRAM』(C)2021 Good Thing Productions Company Pty Ltd, Filmfest Limited
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オーストラリア・アカデミー賞にて最多8部門を受賞した『ニトラム/NITRAM』。この度、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ演じる主人公の青年がサーフィンに憧れ、母親と会話を交わすシーンの本編映像が解禁となった。


>>『ニトラム/NITRAM』あらすじ&キャストはこちらから

今回解禁された本編抜粋映像は、サーフィンに憧れる青年ニトラムと母親のやりとりのシーン。「カネが足りない」サーフボードを買いたい青年は、母にねだる。しかし稼いでもいないし、いつもと同じくらいのお小遣いはあげていると諭される。

母は、前にもスキューバダイビングの装具を買ったが、泳ぎもしないのに今度はサーフボードをねだるなんてと思い「もうお金を無駄にはしない」と言い放つ。傍から見れば、ありふれた親子の景色だ。

それでもどうしてもサーフボードが欲しい青年は、サーフィンで楽しそうに波に乗る同年代の青年を、海岸からただ眺めるしかなかった――。

その親子を演じる、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞したケイレブ・ランドリー・ジョーンズと、母を演じるジュディ・デイヴィスによる演技合戦が、観る者の心を捉えるシーン。青年の心のさざ波を引き立たせる表現として、波の音の演出も秀逸だ。

本作の監督は、「現代オーストラリア最高の映画作家」と称されるジャスティン・カーゼル。今作の後にはベネディクト・カンバーバッチ、ローラ・ダーンらが出演するSFスリラー『Morning』、マーゴット・ロビー主演『Ruin』(いずれも原題)の公開も予定され、いま世界で大きな注目を集めている。

監督は本作の製作意図について、「犯人からの視点を取ることによって、いとも簡単にこのような事件が起こってしまうこと、社会的に孤立していること、簡単に銃にアクセスできてしまうことの危険性を描きたかったのです。この映画に出てくる人たちは、皆、誰かと一緒になりたい、誰かと繋がりたいと思って絶望的になっている」と語る。

続けて、「サーファーは、オーストラリア社会における、男の象徴であり、理想です。荒々しい社会の中で生きてゆくためには、男性はタフで決して妥協せず、肉体的であらねばならない。そんなオールドスクールな男性像が未だ理想とされている。そういう人に男の子は憧れる。一方で、その男らしさは脆弱でもある。最も男らしい種族とされるサーファーにもしあなたがなれなかったら、どう生きてゆくのか? その答えがまだオーストラリア社会にはありません。そんな男性像の正当性も問いかけたかった」という。今回の映像はそんな問題提起を象徴するシーンとなっている。

『ニトラム/NITRAM』は3月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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