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5か国のルーツを持つ『マイスモールランド』主演・嵐莉菜のメイキングショット公開

『マイスモールランド』にて映画デビューとなる嵐莉菜のメイキングショットが公開された。

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『マイスモールランド』にて映画デビューとなる嵐莉菜のメイキングショットが公開された。


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是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」の新人監督・川和田恵真による商業映画デビュー作『マイスモールランド』は、日本に住む難民申請中のクルド人家族が在留資格を失い、普通の高校生としての日常が突然奪われてしまった主人公サーリャ(嵐さん)が、理不尽な社会と向き合いながら自分の居場所を探し、成長していく物語。

「ViVi」専属モデルとして活動し、今回映画初出演にして初主演を務めた嵐さんは、母親は日本とドイツにルーツを持ち、父親はイラン・イラク・ロシアのミックスで日本国籍を取得と、5か国のルーツを持つ。

本作のオーディション時、監督の川和田恵真は「自分は何人だと思いますか?」と嵐さんに投げかけ、「自分のことを日本人だと言っていいのか分からないけれど、私は日本人って答えたい。でも、まわりの人はそう思ってくれない」とこれまでに感じてきた葛藤をはっきりと打ち明けたそうで、これがキャスティングの決め手のひとつとなったという。

嵐さんも出演が決まった際には「すごく嬉しかったです。私も幼少期には、外見のことで悩んでいたので、この映画の話を聞いたときに、サーリャの気持ちが理解できるんじゃないかなと感じたんです。自然と『この役を演じたい』という強い気持ちでオーディションを受けました」とふり返る。

また役作りで、実際に日本で暮らすクルド人家族に会ったそうで「同世代の女の子といろいろな話をし、仲良くなって。その女の子が『ふつうの人になりたいけど、なれない』と言っていたのが、忘れられません」と回顧し、「とても苦しい境遇にいながら、明るく接してくれたのが嬉しかったですし、絶対に幸せになってほしいなと心から思いました。まさにサーリャもそうですよね。すごく苦労して、いろんな壁に当たるけれど、希望を失わず、前に進んでいく姿に胸をうたれました」と監督やスタッフと共に、悩みながらも丁寧に進めてきた役作りの経緯を明かしている。

今回到着したのは、サーリャが親友たちと過ごすシーンの撮影風景や、サーリャが心を開く少年・聡太を演じる奥平大兼とふざけ合う姿、長期に渡る撮影が終了し、監督から花束を渡され感極まって涙したクランクアップの写真など、フレッシュな魅力が感じられる写真ばかりだ。

『マイスモールランド』は5月6日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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