世界中で愛されているディズニーのシマリスの名コンビ、チップとデールの新たな物語を描く長編映画『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』。新たに2D、CG、実写を掛け合わせたユニークな世界観で描き、作品の枠を超えたディズニーキャラクターたちの夢の共演が実現した本作には、映画ファンの心をくすぐる魅力がたくさん詰まっている。
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1943年にスクリーンデビューしたチップとデールは、アニメーションシリーズ「チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ」（1989）では個性豊かな仲間たちと共にレスキュー隊を結成。みんなのリーダー的存在で頼れるチップと、ちょっぴりマヌケで時々チームを困らせるデールがぶつかり合いながらも絶妙なコンビネーションを発揮し、名コンビは世界中で大人気を博した。あれから30年の時を経てチップとデールがカムバック。
本作の舞台は現代のロサンゼルス。これまでアニメーションやディズニーランド、そしてグッズとして愛されてきたチップとデールは30年の時を経て、全く新しい世界で冒険を繰り広げることとなる。かつての仲間モンティが誘拐されたことをきっかけに、再びレスキュー・レンジャーズを結成して捜索を始めるチップとデールだが、チップは昔と変わらず2Dアニメーションのまま、デールは“手術を受けて”CGに、さらに2人のいる世界は実写と“3つの世界”が入り混じることに。
さらに2人の冒険には、超実写版『ライオン・キング』のプンバァや、『美女と野獣』のルミエール、『リトル・マーメイド』のフランダー、「スター・ウォーズ」のライトセーバーなど、すでに公開されている予告編だけでもいくつものディズニーキャラクターが大集合！ まるでディズニーランドのような夢の豪華共演に大きな注目が集まっている。
本作にも登場している「ロジャー・ラビット」では、かつて実写と2Dアニメーションが混在する映画（1988）が発表され、近年でも『トムとジェリー』や『メリーポピンズ リターンズ』などで、2D×実写のクラシックなスタイルを描いた作品が生み出されてきた。本作では2Dと実写だけにとどまらず、CGやクレイアニメーション、パペットのキャラクターなど、いくつもの世界が混在している全く新しい世界を生み出しており、まさに“映画の新境地”に挑戦している。
監督のアキヴァ・シェイファーは、そんな世界観ごちゃまぜの本作に対して、「そういったチャレンジも、この作品をやる上で僕を惹きつけた一部の要素でした」とふり返り、「映画を作る現代の方法は、マーベル映画のようにアニメーション作品とは思わないものでも、ある意味、実写とのハイブリッド作品なんです。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の中には、アライグマのキャラクターがいるけど、彼らは現場ではそのプレート（背景の映像）を撮影しています。プレートを撮影し、そこに（後から）デールとチップを入れるのとなにも違いません。だから、そういったチャレンジに僕が惹きつけられた理由の一部は、現代の映画作りのテクニックを学ぶことでした」と、自身にとっても新境地となる手法を取り入れた撮影について明かす。
2D、CG、実写のあらゆる世界で様々なキャラクターたちと掛け合いながらチップとデールがどんな物語を繰り広げるのか、期待が高まる。
さらに本作にも様々なキャラクターが登場しているように、例えば『フリーガイ』では、マーベル作品でキャプテン・アメリカ役を務めてきたクリス・エヴァンスが登場し、『シュガー・ラッシュ：オンライン』ではディズニーアニメーションの歴代プリンセスが大集合するという、メタフィクション要素満載のサプライズで映画ファンの心をくすぐってきた。
作品の枠を超えてキャラクターたちが夢の共演を果たすのは、ファンにとってこの上ない喜びであり、本作ではいままでの作品を越えるほどの数えきれないキャラクターが続々と登場するので、ぜひ目を凝らして探してみてほしい。
世界中で愛されてきたチップとデールの活躍、そして2D、CG、実写といくつもの世界観で観客を驚かせ、メタフィクション要素満載の魅力で楽しませてくれる本作は、映画ファンの心をがっしりと掴む作品となるだろう。
『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』はディズニープラスにて配信中。
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