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ジョン・デヴィッド・ワシントン「人間のつながりは、とてもパワフル」『アムステルダム』を支える愛と信頼を語る

1930年代ニューヨーク。壮絶な戦争を経験した親友3人組が、アムステルダムで愛と友情と自由をかみしめた後、アメリカ史上最も衝撃的な陰謀に巻き込まれていくデヴィッド・O・ラッセル監督最新作『アムステルダム』。

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『アムステルダム』©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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  • 『アムステルダム』(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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1930年代ニューヨーク。壮絶な戦争を経験した親友3人組が、アムステルダムで愛と友情と自由をかみしめた後、アメリカ史上最も衝撃的な陰謀に巻き込まれていくデヴィッド・O・ラッセル監督最新作『アムステルダム』

親友3人組、帰還兵の医師バートを演じたクリスチャン・ベイル、同じく弁護士のハロルドを演じたジョン・デヴィッド・ワシントン、看護師でアーティストのヴァレリーを演じたマーゴット・ロビーに加え、ラッセル監督と数々の作品で組んできたロバート・デ・ニーロ、初参加のラミ・マレックゾーイ・サルダナアニャ・テイラー=ジョイほか、さらに世界的人気シンガーのテイラー・スウィフトまで競演し、話題を呼んでいる。

今回は、『TENET テネット』でも注目を集めたジョン・デヴィッド・ワシントンからインタビューが到着。豪華キャストとの共演や、ラッセル監督とのタッグについて語ってくれた。


デ・ニーロとの共演は「生涯の教訓」に


「撮影はまるでお祭りのようでした。映画を作るには長い時間がかかります。そして、その始まりから終わり、今に至るまで、たくさんの人が関わります。撮影現場では毎日が刺激的で、長年尊敬してきた俳優たちのさまざまなプロセスを見ることができ、とても幸せでした」とジョン・デヴィッド。「愛、仲間、友情、それらがいかに大切か、どんな時代であれ、わかるはず。人間のつながりというのは、とてもパワフルなものなんです」と、本作のテーマを撮影現場でも実感した様子だ。

とりわけ、デ・ニーロとの共演は大いに刺激となったらしい。「ミスター・デ・ニーロは本当に素晴らしい。シンプルだったんです」とジョン・デヴィッドは言う。

撮影中のラッセル監督は、ある動きやあるセリフの言い方に対して、とても情熱的にこだわりを見せるが、その中でもデ・ニーロは「『わからないよ、デヴィッド。やってみよう。僕は立ち上がるかもしれないし、座るかもしれない。こういうふうにこのセリフを言うかもしれない。わからないよ』と言うんです。僕たちの目の前にいるこの並はずれた伝説の俳優は、すべてを知り尽くしているかのように振る舞ったり、そういうフリをしたりしないんです」。

「『僕たちで一緒にそれを見つけよう』と言うんです。彼は、僕たちがチームメイトであるかのように感じさせてくれました。そして、そのプロセスに僕たちを入れてくれました。シンプルなことですが、僕がずっと持ち続ける生涯の教訓となったんです」。ジョン・デヴィッドはそう続け、「彼はこれまですべてのことを見てきたのに、それでもなおプロセスをごまかしたりしないんです。最も信憑性があるパフォーマンスを引き出すために、必要な手順を早めることもしません。それは素晴らしいことでした」と深く感銘を受けたことを打ち明けた。


「クリスチャン・ベイルは最高のリーダー」


「この撮影現場ではみんなが謙虚でした。それが現場の基盤だったんです。だから、安心して弱い部分を見せることができました。自分が失敗しても、共演者が助けてくれるとわかっていたから」とも語る。

「その意味において、クリスチャン・ベイルは最高のリーダーでした。現場での2日目、彼は僕のいるところにやって来て、『ようこそ。1日目を乗り切ったね』と言ったんです。それはすばらしかった。彼は僕にそんなことを言わずに、真っ直ぐ自分の控室に行くこともできたんです。だけど、彼は僕に『君はもうデヴィッド(監督)の言語を喋っているよ』と言ってくれたんです。『ここで泥まみれになろうね』と」とふり返る。

こうした関わり合いは「無意識のうちに演技に影響を与えます」とジョン・デヴィッド。「パートナーにどう耳を傾けるべきなのか、彼らの言うことをどう受け止めるべきなのか、監督から言われることをどう受け止めるのかを、教えてくれます。ここではみんながお互いを応援しているとわかっていたから、自分のキャラクターや、キャラクターのモチベーションについての質問への答えを探すのが、簡単で、楽しいことになるんです」。

ジョン・デヴィッドが演じたハロルドは、第一次世界大戦に従軍し、負傷して帰還したアフリカ系アメリカ人の1兵士だ。「僕はまず当時のアフリカ系アメリカ人はどんな感じだのだろうと考え始めたんです。第二次世界大戦ほどには第一次世界大戦のことを知らなかったし、復員軍人であるというのはどういうことなのかを調べること、人種的分析は一旦脇において、1918年に母国のために戦うアメリカ人について調べること、そして他国からアメリカ人がどう見られていたのか、アメリカと他国との関係はどうだったのかというグローバルな感覚を学ぶことは、とてもエキサイティングでした」と、本作の背景から役作りを考えていったと明かす。


監督は「キャラクターたちの温かさと真実味を伝えようとしている」


そんなジョン・デヴィッドに対し、監督は「僕が演じようとしている役柄とか他の登場人物との関係性について、とても具体的に示してくれました」という。「彼はものすごく情熱的で、特にこういう物語の解釈に関しては、彼の世界が広く開かれていること、選択肢が無限にあるということを僕らに理解させてくれるんです。脚本に書かれていることだけがすべてではなく、もっと大切なのは登場人物たちがどういう人間なのかというところ。彼は断固として観客にこのキャラクターたちの温かさと真実味を伝えようとしているんです」と力を込める。

「彼の作品に出演する全ての俳優が彼のことを暗黙のうちに信頼しています。そして、監督はそんな俳優たちのことを家族のように思っている。彼は撮影現場にいることが大好きですし、俳優たちのことが大好きなんです。彼が作り出すキャラクターも彼が紡ぎ出すセリフも、彼は大好き。だけど、その中からどれかひとつを選ばなければならないとしたら、きっと彼は俳優たちを選ぶでしょうね。彼の言葉や物語を解釈する演者たちを選ぶに違いないですよ」と話し、ラッセル監督が描き出す世界を体現する俳優たちへの愛に言及する。

さらに今回、『レヴェナント:蘇えりし者』などでアカデミー賞に3度輝く撮影監督エマニュエル・ルベツキとのタッグも実現した。「チヴォ(ルベツキの愛称)はいつも動き回っていて、常にその場にいると同時に、なぜか消えているんです。本当にすごい。彼の作業の進め方はすごくて、たとえすごく俳優に近寄った撮影でさえも、彼の気配は消えていなくなり、まったくこちらの邪魔にならないようにしているんです…。まるで本当にその場から姿を消したかのように。だけどいつだってそこにいるんです」と、映像の魔術師の“秘術”についても称えている。

『アムステルダム』は全国にて公開中。


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《シネマカフェ編集部》

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