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『ザ・ホエール』『イニシェリン島の精霊』ほか映画×演劇が融合した心震える必見作3選

映画と演劇――その垣根を飛び越え、映像、舞台劇ならではのそれぞれの表現を併せ持つ劇作家たちの存在感が増している。

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『ザ・ホエール』© 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.
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  • 『イニシェリン島の精霊』©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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映画と演劇――その垣根を飛び越え、映像、舞台劇ならではのそれぞれの表現を併せ持つ劇作家たちの存在感が増している。

緻密に練り上げられた登場人物や空間構成、まるで舞台を観ているような台詞の応酬で、悲喜こもごもの混濁した人間の感情を観客の視線を一心に集めスクリーンに映し出す。優れたストーリーテラーでもある劇作家が映画と演劇を行き来しながら、映画的な手法で紡ぐ物語は極上の没入体験が味わえるもの。いま、日本での公開が続々控える押さえておきたい3本をピックアップした!


▼『ザ・ホエール』4月7日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開


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A24製作・配給、ダーレン・アロノフスキー監督の最新作、ブレンダン・フレイザー主演『ザ・ホエール』は、2012年に初上演されたアメリカの劇作家サミュエル・D・ハンターによる同名舞台劇。アロノフスキーはこの作品に魅了され、すぐに映画化権の獲得に動いたほど。

サミュエルはそれまで映画脚本を書いたことはなかったが、自ら脚色に取り組み、映画原語を研究して舞台からスクリーンへ移す方法を練り上げていった。本作で恋人を亡くしたショックに打ちひしがれ、現実逃避をするように過食を繰り返してきたチャーリーを演じ、奇跡のカムバックを果たし圧巻の存在感を見せつけたブレンダン・フレイザーが初のアカデミー賞主演男優賞にノミネート。

本年度の賞レースのフロントランナーとして期待が高まっている。注目の若手セイディー・シンクや、同・助演女優賞にノミネートされているホン・チャウらが脇を固める。


▼『イニシェリン島の精霊』全国公開中


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『スリー・ビルボード』(18)で世界中を熱狂させたマーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』。マクドナー監督自らのルーツであるアイルランドの人の死を予告するという精霊・バンシーをモチーフに描かれた人間ドラマで、長年の友情が壊れた男たちの世にも奇妙な葛藤の物語。

迫真の演技合戦を披露するのはコリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン。2人は、演劇界で脚光を浴びてきたマクドナー初長編監督作『ヒットマンズ・レクイエム』に続いての共演となり、本年度アカデミー賞では8部門9ノミネートを果たしている話題作。1923年、アイルランドの小さな孤島イニシェリン島は誰もが顔見知りの島。パードリック(コリン)は、長年の友人コルム(ブレンダン)から絶縁を言い渡されてしまう。

マクドナー監督は、何気ない台詞を紡ぎながら不穏な混乱と狂気を漂わせ、観客をも煙に巻く一寸先の展開も予想できない濃密なサスペンスを描き出す。


▼『エンパイア・オブ・ライト』2月23日(木・祝)より全国公開


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『エンパイア・オブ・ライト』は、『1917 命をかけた伝令』(19)を手掛けた名匠サム・メンデスによる最新作。映画やドラマだけではなく、ロンドンやニューヨークでいくつもの舞台を手掛け、映画×演劇を行き来する演出家の代表格でもある。

厳しい不況と社会不安に揺れる1980年代初頭イギリス。海辺の町で地元の人々に愛されている映画館・エンパイア劇場で働くヒラリーは、つらい過去があり心に闇を抱えていた。そんな彼女の前に、夢を諦め映画館で働くことを決めた青年スティーヴンが現れる。彼らは、映画館の仲間たちの優しさに守られながら、少しずつ心を通わせていくが…。

主演はイギリスが誇る名優オリヴィア・コールマン。新鋭マイケル・ウォードと、コリン・ファース、トビー・ジョーンズらが脇を固める。主人公ヒラリーの心に寄り添いながら、映画を通じて生きる希望を見いだそうとしていく姿を描く。

本年度アカデミー賞をはじめ、数多の映画賞でノミネート&受賞に輝く話題作が続々。クローズアップされた人間の心模様を味わえる作品ばかりとなっている。

『ザ・ホエール』は4月7日(金)はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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