※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

「キム・ミニに対するホン・サンス監督の信頼感」筒井真理子『小説家の映画』に共感

『小説家の映画』の日本公開を記念して、特別試写会上映後に、ホン・サンス監督の大ファンである俳優の筒井真理子が作品の見どころについて語った。

最新ニュース レポート
注目記事

6月30日(金)より公開するホン・サンス監督最新作『小説家の映画』の日本公開を記念して、ユーロライブ(東京渋谷区)にて、6月20日(火)特別試写会を実施。上映後に、俳優の筒井真理子をゲストに迎え、聞き手に元東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦によるトークイベントが行われ、作品の見どころについて語った。


>>『小説家の映画』あらすじ&キャストはこちらから

主演映画『波紋』(荻上直子監督)でも注目を集める筒井さんは韓国の名匠ホン・サンス監督作品の大ファンとして知られ、6月28日(水)に発売が決定した「フィルムメーカーズ24ホン・サンス」(発行:オムロ)でも責任編集を務めている。

迷いを抱えながら、人生の新たな可能性に向かって共に歩み出す女性たちの友愛と連帯を描く本作。筒井さんはすでに「3回鑑賞した」と言い、ホン・サンス監督の公私のパートナーであり、主演の「キム・ミニの笑顔が堪らない!」とコメント。

矢田部さんも「あの笑顔を引き出せるのはホン・サンス監督だからですよね」と10作目となるキム・ミニとホン・サンス監督のコラボレーションを絶賛。さらに物語終盤にキム・ミニがみせる、多様な解釈が可能な複雑な表情について、筒井さんは「役者のリアル!キム・ミニに対するホン・サンス監督の信頼感がある」と、俳優としての視点から共感のコメントを寄せた。

また、ホン・サンス作品への魅力を聞かれると、監督お馴染みの酩酊シーンが特に好きだという筒井さん。俳優たちは実際に撮影中に飲酒しているらしいという裏話を明かし、会場が笑いに包まれるひと幕も。

そして「ホン・サンス監督は俳優に何をやってもいいという空間を創り出す。だから俳優たちは自分をさらけ出すことができるのではないか」と語り、「ホン・サンス監督作品は中毒みたいに観に行きたくなる」「常連のキャストが演じているので、自分の中で作品をつなげて物語を作ってしまう楽しみがある」とホン・サンス監督作品の魅力を語った。

矢田部さんも約27年間の作家人生で30本もの映画を作り出す、ハイペースの製作スタイルを「こんな映画監督はホン・サンスの他に世界でひとりもいない!」とコメントした。

そんなホン・サンス監督への並々ならぬ思いを抱える筒井さんが責任編集を務めた「フィルムメーカーズ24ホン・サンス」はその「作家論」と「作品論」を網羅した、ホン・サンス監督初の特集本となる1冊となっている。

『小説家の映画』は6月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。


逃げた女 [Blu-ray]
¥4,070
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

特集

編集部おすすめの記事

【注目の記事】[PR]

特集

page top