※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

韓国を代表する巨匠イ・チャンドン、全6作品&新作ドキュメンタリーを4K上映

『シークレット・サンシャイン』『バーニング 劇場版』など全監督作6作品、日本初公開のドキュメンタリーまで「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」

韓流・華流 スクープ
注目記事
「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」
「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」
  • 「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」
  • 『イ・チャンドン アイロニーの芸術』©MOVIE DA PRODUCTIONS & PINEHOUSE FILM CO., LTD., 2022
  • 『バーニング 劇場版 4K』©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved
  • 『ポエトリー アグネスの詩 4Kレストア』©2010 UNIKOREA CULTURE & ART INVESTMENT CO. LTD. ET PINEHOUSE FILM. TOUS DROITS RESERVES
  • 『シークレット・サンシャイン 4K レストア』(C)2007 CINEMA SERVICE CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
  • 『オアシス4Kレストア』(C) 2002 Cineclick Asia All Rights Reserved.
  • 『ペパーミント・キャンディー4K レストア』
  • 『グリーンフィッシュ 4K レストア』c 2005 CINEMA SERVICE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED

『シークレット・サンシャイン』『バーニング 劇場版』など全監督作6作品、そしてフランスのドキュメンタリー作家と共同製作した日本初公開のドキュメンタリーまで上映する韓国を代表する映画監督イ・チャンドンの「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」が、8月25日(金)より全国順次公開。その本ポスター&予告編が解禁された。また、この公開に合わせてイ・チャンドン監督5年振りの来日も決定した。

イ・チャンドン監督の全6作品は4K上映され、レストア作業は監督自らが指揮を執った。さらに、上映プログラム6作品と呼応するような新作ドキュメンタリー映画『イ・チャンドン アイロニーの芸術』も組み込まれ、イ・チャンドンの映像世界を存分に堪能できる本格的なレトロスペクティヴとなり、海外映画祭の監督特集や企画展などを除けば、本特集上映が世界初となる。

『イ・チャンドン アイロニーの芸術』

イ・チャンドン作品に魅了されたフランス人ドキュメンタリー映画監督アラン・マザールによる『イ・チャンドン アイロニーの芸術』は、43歳にして小説家から映画監督に転身した異色のキャリアを、かつてないほど率直なイ・チャンドン本人の述懐、ゆかりの地にふたたび自ら足を運ぶ“聖地巡礼” 。コロナ禍での困難を逆手に取り、イ・チャンドン監督の制作会社パインハウス・フィルム全面協力のもと自身が水先案内人として本作に深く携わる。

解禁となるポスターには、全6作品の印象的なスチールが配置され、『シークレット・サンシャイン』のチョン・ドヨン、 『ポエトリー アグネスの詩』のユン・ジョンヒら主人公たちの力強い眼差しや、『バーニング 劇場版』の幻想的なワンシーンを配置。

予告編では、『ペパーミント・キャンディー』のソル・ギョング演じる主人公キム・ヨンホが叫ぶインパクトある映像から始まり、上映作品の名シーンが次々と映し出される。さらに、新作ドキュメンタリーで初めて明かされるイ・チャンドン監督が暮らしていた家や、イ・チャンドン作品を彩ってきた豪華俳優陣ソル・ギョングソン・ガンホチョン・ドヨンムン・ソリらが当時を振り返るインタビューの様子も伺える。

そして、レトロスペクティヴの公開に合わせて、イ・チャンドン監督の来日が決定。監督の来日は、『バーニング 劇場版』のプロモーション以来5年ぶりで、8月上旬にヒューマントラストシネマ渋谷での舞台挨拶付先行上映も予定。配給元の公式twitter(@JaihoTheatre)によるアンケートで「劇場で1番観たいイ・チャンドン作品」に選ばた『シークレット・サンシャイン』を上映する。


【イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K 上映ラインナップ】


■『イ・チャンドン アイロニーの芸術』

韓国映画の巨匠イ・チャンドン監督が制作の原点と人生を語る人間の感情という、見えないものの真実を描き続けてきたイ・チャンドン作品の本質を、監督自らが現在から過去へと遡りながら、紐解いていくーー。本編には監督にゆかりのある俳優や、制作スタッフも出演。さらに各作品のロケ地や著書、監督が幼少期に過ごした場所も映し出される。


■『バーニング 劇場版 4K』

村上春樹「納屋を焼く」原作×イ・チャンドン極上のミステリー。第71回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞作品。

小説家を目指しながら、バイトで生計を立てるジョンスは、偶然幼馴染のヘミと出会う。ヘミからアフリカ旅行へ行く間、飼っている猫の世話を頼まれるジョンス。旅行から戻ったヘミはアフリカで出会ったという謎の男ベンを紹介する。ある日、ベンはヘミと共にジョンスの家を 訪れ、自分の秘密を打ち明ける。“僕は時々ビニールハウスを燃やしています”。そこから、ジョンスは恐ろしい予感を感じずにはいられなくなる…。

■『ポエトリー アグネスの詩 4Kレストア』

第63回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞作品。釜山で働く娘の代わりに、中学生の孫息子ジョンウクを育てている、好奇心旺盛でおっとりしているミジャ。ある日、町の文化センターで偶然に詩の講座を受講し、人生で初めて詩を書くことになる。詩のテーマを見つけるために、これまで何気なく過ごしていた日常を思い返し、美しさを探そうとするミジャ。いままで見てきた全てのものがまるで初めて見るもののように少女のように心ときめく。

しかし、ジョンウクが自殺した少女の死に関わっている同級生グループの1人であることが発覚し、世の中が自分の思うように美しくはないことを知る...。


■『シークレット・サンシャイン 4Kレストア』

主演のチョン・ドヨンが第60回国際映画祭主演女優賞に輝いた作品シネは事故で亡くなった夫の故郷で再出発するため、息子とソウルからミリャンに引っ越して来る。車が途中で故障し、レッカー車を呼ぶと、自動車修理工場を営むジョンチャンが現れた。彼の好意でシネは無事にピアノ教室も開き、順調に新生活を送っていたが、ある日息子が誘拐され...。

■『オアシス 4Kレストア』

世の中から疎外された2人が知った“はじめての愛”。第59回ヴェネチア国際映画祭にて最優秀監督賞、新人俳優賞(ムン・ソリ)、国際批評家連盟賞の3冠刑務所から出たばかりの青年ジョンドゥは、家族のもとへ戻るものの、皆からけむたがられていた。ある日、被害者家族のアパートを訪れた彼は、寂しげな部屋で1人取り残された女性コンジュと出会う。脳性麻痺を持つコンジュは、部屋の中で空想の世界に生きていた。

2人は 互いに心惹かれ合い、純粋な愛を育んでいくが、周囲の人間はだれ一人として彼らを理解しようとはしなかった。 そして、ある事件が起こる...。


■『ペパーミント・キャンディー 4Kレストア』

激動の韓国現代史を背景に、20年の記憶を辿る時間旅行。イ・チャンドンの名を初めて世界に知らしめた初期の傑作。
1999年、春。旧友たちとのピクニックに場違いな恰好で現れたキム・ヨンホ。そこは、20年前に初恋の人スニムと訪れた場所だった。仕事も家族もすべてを失い、絶望の淵に立たされたヨンホは線路の上で向かってくる列車に向かって「帰りたい!」と叫ぶ。すると、彼の人生が巻き戻されていく。

自ら崩壊させて しまった妻ホンジャとの生活、互いに惹かれ合いながらも結ばれなかったスニムへの愛、兵士として遭遇した「光州事件」。記憶の旅は人生のもっとも美しく純粋だった20年前にたどり着く...。

■『グリーンフィッシュ 4Kレストア』

『シュリ』のハン・ソッキュ主演、イ・チャンドン監督長編デビュー作品。アウトサイダーな3人の男女が織りなす喪失と希望の物語。

兵役を終えて汽車で故郷へ向かっていたマクトンは、赤いスカーフを巻いたひとりの女性がチンピラに絡まれているのを助けたものの、喧嘩になり、汽車から取り残されて、女性と声を交わすことなく別れてしまう。マクトンの手元には赤いスカーフだけが残る。

しばらくして、ミエと名乗る女性から電話が入る。彼女は赤いスカーフの女性で、ナイトクラブのステージに立ち、新興組織のボス・テゴンの情婦でもあった。ミエの口利きと持ち前の負けず嫌いの性格で組織の一員になったマクトンは、テゴンに気に入られ頭角を表すようになる。ミエへの恋心を抱きながらも、テゴンへの忠誠を誓うマクトン。その頃、対立組織のボスが刑期を終えて出所し、マクトンらに圧力をかけてくるようになる...。

『イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K』は8月25日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top