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『インスペクション』唯一の心の支え、主人公フレンチとロサレス教官との特別な関係性とは?

『インスペクション ここで生きる』の主人公・フレンチと、海兵隊のブートキャンプの中で唯一の救いとなったロサレス教官との特別な関係性について、監督が明かした。

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『インスペクション ここで生きる』©2022 Oorah Productions LLC.All Rights Reserved.
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A24が新たに贈る注目作『インスペクション ここで生きる』は、海兵隊在職中に初めてカメラを手にしたエレガンス・ブラットン監督の長編デビューにして、その体験に基づく実話。この度、主人公・フレンチにとって海兵隊のブートキャンプの中で唯一の救いとなったロサレス教官との特別な関係性について、監督が明かした。


>>『インスペクション ここで生きる』あらすじ&キャストはこちらから

ゲイであることで母に捨てられホームレス生活をしていたフレンチ(ジェレミー・ポープ)が、生きるために自ら志願し赴いた場所は、セクシュアリティ、宗教、人種、全てが点検・検閲<インスペクション>される海兵隊という過酷な環境。

そのブートキャンプで繰り広げられる地獄のような日々の中で、フレンチの心の支えとなっていたのは、影で彼を気にかけるロサレス教官の存在だった。

今回併せて解禁された写真は、フレンチのもとにロサレス教官が歩み寄り、銃の点検を手助けするシーン。終了後、感謝の言葉を伝えたフレンチに対し、ロサレス教官は「黙れ フレンチ」と言いながらも周囲に見えないようウインクし、フレンチは思わず頬がゆるんでしまう。

また、訓練後、ロサレス教官がフレンチに対して「お前のような奴は今までもこれからもいる。軍からゲイを残らず排除したら、軍は存続しない。――お前を海兵隊にするのが俺の仕事だ。ゲイ ストレート 黒人 白人関係ない」と熱く語りかける姿が切り取られている。

ロサレス教官に秘かに想いを寄せていたフレンチだったが、この対話をきっかけに“ここで生きる”決意を新たにし、海兵隊入隊を目指し日々の訓練にさらに力を注いでいくことになる。

監督は、フレンチとロサレス教官の関係が親密かつ官能的に描かれたのは、意図的でありながら非常に自然なことであったとふり返る。

本編ではロサレス教官のセクシュアリティについては明確に描かれていないが「癒しや助けを求める人に惹かれていくタイプ」だと解説した上で、「これまでゲイであるフレンチにとって手を差し伸べてくれる人は身体目的であることがほとんどでした。そうでないと誰も自分に近づいてこないと認識していました。だからロサレスがただフレンチを癒すために親密になってくれたことに驚き、彼に人間的に惹かれていくことになります」と説明する。

こうしたロサレス教官との関係性の中でフレンチは、自身はただ性的な対象というだけの存在ではないこと、また自身がいかに癒しを求めていたのかについて重要な気づきを得ることとなる。

誰かに虐げられると、原因は自分にあると思いがちです。でもいい出会いがあり、正しい導きがあれば、それは違うのだと気づくことができます」と語る監督自身が、ゲイであることでホームレス生活を強いられ、社会でのけ者にされる自分には価値がないと感じてきたが、海兵隊という場所で教官から“あなた自身に価値がある”と言われ胸を打たれた経験をもつ。

また、フレンチを気にかけるロサレス教官を演じたラウル・カスティーヨは、HBOシリーズ「Looking/ルッキング」でもゲイのキャラクターを2シーズンにわたって好演している。

ラウルの出演に関して監督は、以前映画祭で対面した際に「将来あなたにやってほしい役がある。いつか連絡するから是非参加してください」と熱烈なオファーをしていたといい、「あの役は彼しかありえません。ラウル以外にあの役を考えたことはありませんでした」と、本作におけるラウルのキャスティングの重要性も強調した。

『インスペクション ここで生きる』は全国にて公開中。


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《シネマカフェ編集部》

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