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ジュリエット・ビノシュの“内なる強さ”で「説得力が生まれた」『ポトフ 美食家と料理人』

『ポトフ美食家と料理人』ジュリエット・ビノシュが、演じる天才料理人ウージェニーに説得力をもたらした

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『ポトフ 美食家と料理人』©2023 CURIOSA FILMS – GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA
  • 『ポトフ 美食家と料理人』©2023 CURIOSA FILMS – GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA
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ジュリエット・ビノシュやブノワ・マジメルらフランスの名優たちを迎え、第76回カンヌ国際映画祭最優秀監督賞を受賞した名匠トラン・アン・ユンが描く『ポトフ 美食家と料理人』。この度、ビノシュの持つ内なる強さが説得力を与えた、プロフェッショナルな天才料理人・ウージェニーの自由を尊ぶ生き方に迫った。

美食家・ドダン(ブノワ・マジメル)が考えた極上のメニューを完璧に再現していく天才料理人・ウージェニー。その評判はヨーロッパ各国まで広がり、晩餐会に参加する友人たちからはいつも惜しみない賞賛と尊敬が送られていた。

彼女が大活躍するキッチンには様々な調理器具やスパイスなどの調味料がアートのように並ぶ。19世紀末のフランスでは料理人はほとんど女性だったそうで、ウージェニーの元にもヴィオレットとその姪のポーリーヌ、2人の少女が見習いとして一緒に料理を作り数々のレシピを学んでいる。

そして、ドダンとは互いに〈食〉に対する情熱を通して深い絆で結ばれながらも、プロフェッショナルとして自立心の強いウージェニーは、長年にわたりプロポーズを断り続けていた。何年経っても彼女に心を奪われたままのドダンと、結婚という形式にはこだわらないウージェニー。「人生の爛熟期」を迎えた2人の関係性をフランスの名優たちは細かい表現を持って演じきった。

特にビノシュが演じたウージェニーは、ドダンとの関係に「結婚」という形式は望まず、当時は女性が主流であったプロフェッショナルな料理人として自立心を持ち、19世紀末の物語に登場する人物にしては現代的な考えを持つ女性として描かれている。

本作は婚姻・夫婦関係を模索する機会でもあったというトラン・アン・ユン監督は「ビノシュ本人が現代的な考えを持ち、内なる強さを秘めている人。だからこそウージェニーの生き方に説得力が生まれた」とふり返っている。

『ポトフ美食家と料理人』は12月15日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。


《シネマカフェ編集部》

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