斎藤工と永尾柚乃が共演するドラマ「誘拐の日」が7月8日(火)よりスタートすることが分かった。
物語は、主人公・新庄政宗(斎藤工)が、心臓病の娘の手術費用を確保するため、妻の発案により、裕福な病院長の娘である七瀬凛(永尾柚乃)を誘拐しようとするところからはじまる。
逡巡しながらもどうにか目的の院長宅近くまで来た新庄の車の前に、少女が飛び出してきて、気を失って倒れてしまう。だがその少女こそ誘拐のターゲットである凛だった。凛が記憶喪失になってしまったことに気づいた新庄は、とっさに自分がパパだとウソをつき、以来、“父親役”を演じる羽目に。
しかしその直後、なんと凛の両親である院長夫妻が何者かに殺害されてしまう。この事件により、殺人容疑者ともなってしまった新庄。天才児である凛にダメ出しされながら、この状況を抜け出そうと奮闘。そうして、運命共同体となったマヌケな誘拐犯と天才少女の逃避行がはじまるが…。
原作は、「シグナル」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」などのヒット作を生みだした韓国有数のスタジオ・ASTORYが、2023年に製作した同名連続ドラマ。二転三転するスピーディーな展開と、愛を知らない天才少女と愛しか知らない不器用な誘拐犯との心の交流を描いたストーリーが話題を呼んだ。

斎藤は演じる新庄について、「新庄は、“この人、仕方なくそうなってしまったんだな”という、“マヌケたる理由”がある、愛すべき人物だなと思います。実は、プライベートの僕は新庄そのもの。やっと“素”の自分を生かせるときが来ました(笑)」とシンパシーを感じていることを告白。
バディを組む永尾については、「本読みの際、監督が“今回は子役のお芝居をやめましょう”と彼女に話したのですが、それに即座に対応していく“俳優・永尾柚乃”の恐ろしさたるや(笑)!」と彼女の底知れぬ表現力に舌を巻いたエピソードを明かし、「柚乃ちゃんも天才少女ですが、撮影の合間には学校の様子を話してくれたりして、年相応の顔も見せてくれる…。そこにすごく安心するし、天才少女である凛の中にもまた“相応”が垣間見える瞬間があり、キャラクターが立体的。役柄に背景をにじませる、素晴らしい“表現者”ですね」と絶賛した。
また、演出を務める深川栄洋監督の「デフォルトを壊していく」ような斬新な演出にもワクワクしていると語り、「新しい自分が見つかる現場」「出会うべくして出会った作品」と、早くも本作への思い入れを明かしている。

多言語を自在に操り、あらゆる分野の知識も豊富で、大人の新庄の何倍も頭が切れる天才少女・凛を演じる永尾は、自身の役柄の魅力を「凛ちゃんは天才で、すごくしっかりしていて完璧な子。でも意外とかわいいところ、やんちゃなところがあるので、そこもみどころです」とアピール。
“ニセパパ”新庄役の斎藤とはすっかり仲良しで、「工さんは、お芝居に対してストイック! 見ていてすごく勉強になります。現場ではたくさん話しかけてくれて、とにかくやさしいです。頭のてっぺんからつま先まで、ぜんぶやさしい方です!」と全幅の信頼を寄せているようだ。

さらに、ティザービジュアルも公開。シリアスな表情を浮かべる2人の横には「俺が奪ったのは、運命だった。」「さらわれた私には、秘密がある。」というコピーが刻まれるとともに、2人の口元が隠れた意味深なデザインになっており、斎藤演じる新庄と永尾演じる凛がそれぞれ“大きな秘密”を宿していることを暗示している。
「誘拐の日」は7月8日より毎週火曜21時~テレビ朝日にて放送。