松本潤主演の新ドラマ「19番目のカルテ」に、仲里依紗が出演することが分かった。
本作は、富士屋カツヒトによる漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」が原作。
医療における19番目の新領域である総合診療科を舞台にした、新しいヒューマン医療エンターテインメント。松本演じる魚虎総合病院の総合診療医・徳重晃が、問診を通して病気を診るだけでなく、患者の心や生活背景などから最善を見つけ出し、生き方そのものにも手を差し伸べていく。
徳重のもとには、どこの科を受診すればいいかわからない複雑な症状を抱えた患者や、時には検査をしても専門医でさえも診断が難しい患者たちが次々とやってくる。今回出演が発表された仲は、その患者のひとり。
第1話に登場する、仲演じる黒岩百々は、体と心に痛みを抱える人物。
「このくらいで休んではいけない」とつい無理をしてしまったり、小さな痛みを誰にも頼らずひとりで抱え込んでしまったりと、何かと忙しない日常の中で、そんな経験が誰にでもあるはず。百々は、そんな現代社会に生きる人々のリアルな等身大の姿を映し出す。その心情や葛藤に、視聴者は共感してしまう。そんな第1話となっている。
4月に所属事務所から独立した仲は、本作がフリーになって初めてのドラマ出演。松本とは、「ラッキーセブンスペシャル」以来、実に12年ぶりの共演だ。
あらすじ
18もの専門分野に細分化された高度な日本の医療――。
それぞれその専門医たちが診察・治療を行っているが、複雑な症状を抱えどの診療科にかかればいいかわからない患者がいたり、その結果患者が各科をたらい回しにされたりという課題も生まれている。そんな数々の問題を解決するために誕生したのが、19番目の新しい科である総合診療科だ。しかし、世間的にも医師たちの間でも、まだその存在や意義が浸透していないのが現実だ。
そんな総合診療科を、とある街の地域医療の中核を担う魚虎総合病院が新設することになった。独断で総合診療科の新設を決めた院長の北野栄吉(生瀬勝久)は、総合診療医の到着を今や遅しと待っていた。
そのころ、魚虎総合病院の整形外科では、全身の痛みを訴える女性患者・黒岩百々(仲里依紗)が診察を受けていた。検査で異常はないことが判明したが、百々はたった10分の診察にイライラを隠しきれない様子。
同じく整形外科に入院中の老年の男性患者・横吹順一(六平直政)も医師に対する不満を撒き散らし、担当医の滝野みずき(小芝風花)を手こずらせていた。横吹は、足の骨折で入院しているにもかかわらず「喉が痛い」と騒ぎ、「医者なのに風邪も治せないのか」と滝野に当たる始末。しかし、整形外科医の滝野にとって、喉の痛みは専門外。そのため、別の専門医に任せることしかできない滝野は、患者のそんな嫌味にも反論ができない。時間に追われる医師たち、そんな医師たちに不満を持つ患者たちで、魚虎総合病院はどこかピリピリした空気が漂っている。そんな中、 “総合診療医”を名乗る徳重晃(松本潤)という男が現れ――。
「1番目のカルテ」は7月13日より毎週日曜日21時~TBSにて放送(※初回15分拡大)。