ウェス・アンダーソン監督最新作『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』の本予告とポスタービジュアルが解禁された。
ベニチオ・デル・トロが主演を務め、スカーレット・ヨハンソンやベネディクト・カンバーバッチ、トム・ハンクスなど豪華ハリウッドスターが共演する本作。
解禁された本予告では、ヨーロッパ屈指の富豪、ザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)が様々なシーンで命を狙われ、絶体絶命の危機に何度もさらされながらもなんとか生き延びる様子が描かれる。
ザ・ザは、全財産をかけた「フェニキア計画」を実現させるため、疎遠だった修道女の娘、リーズル(ミア・スレアプレトン)を後継者に指名、家庭教師のビョルン(マイケル・セラ)も連れ、3人でフェニキア全土を横断する資金集めの旅に出る。
ユーモアと奥深さをあたえる“くせ者出資者たち”とザ・ザの喧々諤々な交渉シーンにも注目。ウェス・アンダーソンらしい早口の舌戦にクスッと笑えること間違いなしだ。
物語のカギを握るのは、ベネディクト・カンバーバッチ演じるザ・ザの異母兄弟ヌバルおじさん。ザ・ザとヌバルおじさんの決死のバトルシーンも映し出されている。
身内にまでも命を狙われる状況に「こんなに嫌われてるの?」とつぶやくザ・ザは、気の毒だけどどこかユーモラス。ウェス・アンダーソン流のゆかいで愛おしいクライム・ファミリー・コメディが幕をあける。
終盤には、リーズルがザ・ザを気遣うように手を添えるシーンも。長い旅の途中で変わってゆく父娘の関係が垣間見える。
また、ザ・ザ一行がめぐる出資者として、鉄道王リーランドにトム・ハンクス、ザ・ザの“はとこ”ヒルダをスカーレット・ヨハンソン、ほか、ウェス・アンダーソン作品には欠かせない、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライトという豪華ハリウッド俳優陣が登場している。

さらに、日本版ポスタービジュアルもあわせて解禁。「資金と父娘の“ギャップ”、ただいま修復中。」というコピーが表す通り、崩壊寸前のフェニキア計画と冷え切った父娘関係、どちらも修復することはできるのか?
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(01)、『ダージリン急行』(07)につながる、“家族の絆と再生”の物語。おかしくて心があたたかくなる、ウェス・アンダーソン流のコメディをぜひ劇場で楽しんでいただきたい。

また、ムビチケカードが7月18日(金)より販売決定。特典として数量限定で、「特製35mmフィルム風しおり」がついてくる。
『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』は9月19日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。


