横浜流星が主演する「べらぼう」。その30話が8月10日放送。“人まね歌麿”と呼ばれた歌麿が、初めて自分らしい絵を描こうとする…その“題材”にSNSでは「誰？こんなさりげなくすごい演出したのは」など、多くの視聴者からの反響が寄せられている。
“江戸のメディア王”蔦屋重三郎＝蔦重を横浜が演じる本作は、吉原で育てられた蔦重が出版業で成功していく姿をメインに、彼と繋がりを持つ江戸の人々、そして幕府の権力闘争までを描いていく…というストーリー。
田沼意知の死に“本で復讐”を果たす蔦屋重三郎＝蔦重役の横浜をはじめ、日本橋の地本問屋だった蔦重の妻・ていに橋本愛。蔦重のもとで絵師をしている喜多川歌麿に染谷将太。
蔦重出版物の多くに関わっている人気絵師の北尾重政に橋本淳。幼き歌麿の才能を見抜いた妖怪画の名手・鳥山石燕に片岡鶴太郎。蔦重に意次の手紙を届けた三浦庄司に原田泰造。家治の側室・知保の方に高梨臨。十一代将軍家斉の乳母・大崎に映美くらら。絶大な権力を握る大奥総取締・高岳に冨永愛。自らの子が次の将軍となる一橋治済に生田斗真。田沼意次に信頼を寄せる十代将軍・徳川家治に眞島秀和。息子の意知を亡くした田沼意次に渡辺謙といったキャストが出演する。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
30話では治済が意次らによって奥州白河藩に養子に出された松平定信（井上祐貴）を幕府に呼び戻す。禍根を残さないよう振舞おうとする意次だが、定信は反田沼派閥となる“黒ごまむすびの会”を結成、意次を追い落とすために動き出す。一方、蔦重は入銀すれば狂歌を絵本を載せられる読者参加型の入銀狂歌絵本の出版に向け動き出す。そんななか様々な画風を模倣できる歌麿が市中で“人まね歌麿”と呼ばれていることを知り、歌麿に今こそ自らの画風で描いてみるよう提案。蔦重の提案を受け自らの画風で描き出す歌麿だが、描いていると自らの辛い過去の幻影に苦しめられ…という物語が展開。
苦しんでいる歌麿のもとに現れたのが鳥山石燕。鳥山は幼少期の歌麿が絵を描くきっかけを作った人物でもあった。鳥山の弟子となった歌麿は、鳥山邸の庭に咲いていた牡丹の花を描くのだが、このシーンに「歌麿が描いてた牡丹の品種が「歌麿」とは、ほぅ…」「歌麿が描こうとしているその牡丹は、まさに”歌麿”という品種の牡丹じゃないですか…」「歌麿が描く牡丹の花は歌麿。誰？こんなさりげなくすごい演出したのは」などといった反応が集まる。
終盤では大雨が降るなか、雨に打たれながら踊る治済のシーンが流れ、利根川が氾濫する…というラストに。ラストの治済の“舞”にも「これでは一橋が雷雨と洪水を呼んだみたい」「一橋治済、呪術師か？傀儡の代わりに舞って天変地異起こしてるのか？」「…まさか洪水になるほどの雨乞いしたんか？どんな強い法力？」などといった声がSNSにポストされている。
【第31話あらすじ】
利根川が決壊して江戸が大洪水に見舞われる。蔦重は新之助（井之脇海）らを気にかけ深川を訪れる。一方、意次は体調を崩した家治からある話を聞く…。
「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」はNHK総合で毎週日曜20時～（再放送は翌週土曜13時5分～）、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。
