松本潤が主人公の総合診療医を演じる「19番目のカルテ」の4話が8月10日に放送。後輩二人に的確なアドバイスを寄せる徳重に「育て上手」「仕事ができる」などの声が上がっている。
同名漫画が原作の本作は、未だ世間に浸透していない総合診療医の活躍を描いた物語。主人公で総合診療医の徳重晃を松本潤、整形外科から総合診療科に移った医師・滝野みずきを小芝風花、徳重の師匠・赤池を田中泯、整形外科科長の成海辰也を津田寛治、院長の北野栄吉を生瀬勝久、小児科医の有松しおりを木村佳乃、外科部長の東郷陸郎を池田成志、外科部長の父を持つ外科医の東郷康二郎を新田真剣佑、麻酔科医の大須哲雄を岡崎体育、滝野と同期の鹿山を清水尋也が演じている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
健康診断で糖尿病が発覚した安城耕太（浜野謙太）は、妻・早智（倉科カナ）に付き添われて内科に通院中。食事管理を徹底し、毎回病院にも付き添うなど、夫をサポートしてきた早智だったが、半年が経っても、耕太の検査結果は一向に良くならない。しかも、当の本人である耕太はどこかひと事のようで、治療に消極的だ。イライラが募る早智は、ついに「主治医の鹿山（清水尋也）の指導が悪い」と病院にクレームを入れる。
一方、面倒ごとが大嫌いな鹿山は、「こんなことで自分の評価を下げられたらたまらない」と、安城夫婦の診察を総合診療科に丸投げすることに。しかし、依頼を受けた徳重（松本潤）は、予想だにしないことを言い出す。それは「夫の耕太を鹿山が診て、妻の早智を滝野（小芝風花）が診る」という提案。しかし、滝野はどこか総合診療医を見下している鹿山と反りが合わず言い争いに。一方、安城夫婦の間の溝も深まるばかりで――というのが4話の展開。
やはり耕太の診察も任せたいと徳重に相談する鹿山だが、徳重は意に介さない。そんな中、滝野の「治したい」と言う思いを知った鹿山は、徳重から安城夫婦についての対策について助言を受ける。徳重は、隠された何かを探るために、一歩引いて広い視野を持ってみるよう提案するのだった。
夫婦から別々に話を聞いて話をまとめてみた滝野と鹿山。二人の話をまとめたことで、全体像が見えてきた二人は、改めて夫婦揃った状態で話を聞くことにするも、耕太の発言から離婚へと話が進みそうになる。そんな中、鹿山は耕太が早智に感謝していたことを告げる。しかし早智は、お弁当を渡すたびに耕太がしんどそうな表情を浮かべていたと言い、理由を問う。険悪な空気が漂う中、これまで本当のことを言えずにいた耕太はついに口を開き、営業先との食事を断りきれず、早智が作るお弁当とは別に色々と食べていたことを告白するのだった。
そして、実は耕太の父も糖尿病で、母が看病の日々を送っていた姿を見ていた彼は、早智に同じ思いをさせるのが嫌で子どものことや老後のことも含めて悩みを抱えていたことがわかる。好きだからこそ、早智を悲しませないよう離婚を考えていた耕太。離婚を言い出した真相を知った早智は、「私の人生にはもう、耕太がいるの」と自分の思いを告げる。そして耕太から「僕はさっちゃんと一緒にいたい」と本音を聞けた早智は、嬉しそうな微笑みを浮かべるのだった。
生活習慣病という身近な疾患をテーマにしたストーリーに、SNSでは「19番目のカルテ、今日はいつにも増して泣けたな……今までの病気より、生活習慣病って身近だからかもしれない。健康診断でも色々数値が気になるお年頃やし、気をつけないと家族に迷惑かけたくないもんな……」や「病が発覚し不安とストレスを抱えるのは本人だけではない。言えないストレス。すれ違い…どのセリフも刺さる」、「どれだけ近くにいても一緒に暮らしててもわかり合えてないこと沢山あるからこそどんな場面でも対話って大事だなって改めて感じた」などの声が。
また、今回主治医として奮闘した鹿山と滝野の二人を後ろから見守る徳重に「鹿山先生と滝野先生がお互い意地を張らずに助け合うのいいね。それを見守りながらさりげなくアドバイスする徳重先生も育て上手」や「一話と二話は徳重先生中心だったけど、３話は相反する康二郎先生とのコンビ、4話は鹿山先生と滝野先生の若手コンビと少しずつ描きかたや立場も変えて描いてるのがよき。患者を診つつ若手もみて育成する徳重先生のシゴデキっぷり」、「新人の2人が成長していく物語。一歩引いた立場で、滝野先生と鹿山先生に的確なアドバイスをする徳重先生とても素敵だったな」などの声が上がっている。
【第5話あらすじ】
心臓血管外科の茶屋坂心（ファーストサマーウイカ）は、卓越したオペ技術と華麗な経歴を持つ魚虎総合病院の看板医師。しかし、その素顔はベールに包まれており、プライベートについては誰も何も知らないミステリアスな人物だ。
そんな彼女の最近の関心ごとは、病院内の雰囲気が以前と変わってきていること。そして茶屋坂は、その「変化」の中心にいる徳重（松本潤）のとある過去を知ったことから、まるで獲物を狩るかのように興味と追求を徳重に向けていく。
そんな中、茶屋坂の母・愛（朝加真由美）が、重篤な状態で魚虎総合病院に救急搬送される。それを機に茶屋坂の心身に異変が起きて――。
「19番目のカルテ」は毎週日曜21時～TBS系にて放送中。
