松本潤が主人公の総合診療医を演じる「19番目のカルテ」の7話が8月31日に放送。徳重不在の中、彼のこれまでの行動が生み出した病院内の変化に「対話って大事」や「泣いた」などの声が上がっている。
同名漫画が原作の本作は、未だ世間に浸透していない総合診療医の活躍を描いた物語。主人公で総合診療医の徳重晃を松本潤、整形外科から総合診療科に移った医師・滝野みずきを小芝風花、徳重の師匠・赤池を田中泯、整形外科科長の成海辰也を津田寛治、院長の北野栄吉を生瀬勝久、小児科医の有松しおりを木村佳乃、外科部長の東郷陸郎を池田成志、外科部長の父を持つ外科医の東郷康二郎を新田真剣佑、麻酔科医の大須哲雄を岡崎体育、滝野と同期の鹿山を清水尋也、心臓血管外科の茶屋坂心をファーストサマーウイカが演じている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
徳重(松本潤)は夏休みを取り、離島の診療所に師匠の赤池(田中泯)を訪ねる。島は徳重にとって、総合診療医として歩み始めた原点のような場所。徳重と赤池は軽口をたたき合ったり、畑仕事をしたりと、和やかな時間を過ごす。しかし、徳重の中には、赤池のふとした動作や言葉から感じる小さな違和感が積もっていく。
その頃、徳重の留守を預かった滝野(小芝風花)は、康二郎(新田真剣佑)からの依頼で、手術に不安を抱える患者・小田井の診療に加わることに。小田井は、茶屋坂(ファーストサマーウイカ)ではなく、まだ若い戸田(羽谷勝太)が執刀することや、手術の内容に不安を感じていた。患者の声を聞くため、康二郎、茶屋坂、戸田とともに小田井の話を聞く滝野。お陰で小田井の心は少し軽くなっていく。滝野が奮闘する中、次期院長選に向け、収益重視の東郷(池田成志)が勢いを強め、院内には緊張感が漂い始め――というのが7話の展開。
滝野の問診に、茶屋坂の詳細な指導資料など、戸田は周りからサポートを受けていることを実感。それでも初めての執刀に不安が拭えない戸田に、康二郎は「あなたは一人ではない。そういうことだと思います」と声をかける。少しずつ、科を越えて連携ができていく様子にSNSでは「19番目のカルテの世界観が好きだ。徳重先生が魚虎病院に来たことにより波紋が広がり各医師の本来の優しさやプロフェッショナルさがいい形で繋がり始めて対患者だけでなく医師間でも連携が取れていく感じ…対話って大事だなぁ。素敵なドラマありがとう!」や「泣いた~。康二郎先生が確実に変わっていく姿に感動しました。自分の意思で総合診療科に依頼し、不安がる後輩に不器用ながらも安心する一言をかけ人と群れることを嫌っていたのに皆と一緒の場所でお昼を食べて、堀田さんの復帰に笑顔を見せていた」などの声が。

一方、夏休み中の徳重は診療所を畳む赤池から聴診器を渡される。そしてもう話すことはないと言われるも、徳重は医者として話すことがあると言い、赤池にバッド・キアリ症候群ではないかと問うのだった。しかし、本当のことを話してくださいと言う徳重に、赤池は「お前には話さない」と言ったと思うと倒れてしまう。
ラストの突然の展開に「涙止まらない」や「二人の気持ちが切なかった。赤池先生、元気になってほしい」などの声が上がるとともに、次回が最終回という事実に「徳重先生と赤池先生がどんな答えを出すのか、北野院長と東郷先生がどうなるのか最終回楽しみにしています。でも8話じゃ足りないー。もっともっと19番目のカルテの世界に浸りたい」や「19番目のカルテ、8話終了なんだ?!日曜劇場だからもう少しあると思ってた」、「来週最終回なの早くない⁈もっと見ていたいよ~」などの声が上がっている。
【最終話あらすじ】
徳重(松本潤)の目の前で赤池(田中泯)が倒れた。
赤池がバッド・キアリ症候群という難病を患い、心不全を起こしていることを見抜いた徳重は、魚虎総合病院に緊急搬送する。茶屋坂心(ファーストサマーウイカ)のオペにより一命を取り留めたものの、抜本的治療となる肝移植を行わなければ赤池の余命は一ヶ月程であるという残酷な診断が下される。
しかし、赤池は以降の治療を拒否。そして赤池の治療を願う徳重に対し、あろうことか「これから一言も喋らない」と宣言する。問診を武器とする総合診療医にとって、沈黙は何よりの痛手。滝野(小芝風花)は赤池の本意がわからず苦悩するが、徳重は冷静に動き始めていた。
「生きる意味」を問う患者に、総合診療医・徳重晃はどんな答えを出すのか――。
「19番目のカルテ」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。


