来月公開予定の杉咲花主演映画『ミーツ・ザ・ワールド』に出演する南琴奈。現在放送中の「僕達はまだその星の校則を知らない」をはじめ、いま勢いを増す彼女のこれからの活躍に目が離せない。
金原ひとみが歌舞伎町を舞台に描き、第35回柴田錬三郎賞を受賞した同名小説の映画化となる『ミーツ・ザ・ワールド』。まさに現代版“不思議の国のアリス”ともいえる、生きづらさを抱える全ての人に贈るマスターピースとなっている。
今作で南が演じているのは、希死念慮を抱えながらも、偶然の出会いから主人公・由嘉里(杉咲花)との共同生活を始めるキャバ嬢・ライ。300人を超えるオーディションを経て、満場一致でこの役を勝ち取ったという。

クランクアップ時には、作中とはまた違う、19歳らしいあどけない姿が見られたそうで、本作の印象を聞かれると、由嘉里とライの関係性について、「見た目や価値観が正反対で、友達でも恋人でも家族でもない、二人の絶妙な距離感が二人らしくてすごく好き」と涙ながらに答えた。
杉咲の印象として、クランクイン時にかけられた言葉を挙げ、「二人だけの秘密にしたいけど嬉しかったから話したい…」と笑みを浮かべながら、「花ちゃんが『全然気を遣わなくていいし、あなたの一番の味方でいたい』と言ってくれて、その言葉で安心できた」と明かした。
南はデビュー当初から「Mr.chirlden」や「Official髭男dism」、Vaundyら多くのMVに出演し、2023年には「舞妓さんちのまかないさん」でドラマデビュー。
その後も、『ちひろさん』『アイスクリームフィーバー』など続々と出演し、『ナックルガール』では主人公の妹・橘柚希という、裏社会に拉致される事件の中心人物を演じ、『まだゆめをみていたい』では主人公の良きライバルとなる漫画家を目指す安曇一樹を熱演した。
今年も、『花まんま』で主人公と不思議な縁を持つ繁田喜代美を好演し、現在放送中の「僕達はまだその星の校則を知らない」では、生徒会副会長・斎藤瑞穂を演じている。
また来年の活躍にも注目で、『終点のあの子』をはじめ、すでに4作品の公開を控えている。
また今回、『ミーツ・ザ・ワールド』の場面写真も公開。ライが由嘉里にメイクをするシーンや、由嘉里と訪れた歌舞伎町の中華料理屋で、ジョッキを片手にどこか虚ろな目をしているカットなど、ミステリアスだが暖かい雰囲気をもつライの姿が切り取られた。

『ミーツ・ザ・ワールド』は10月24日(金)より全国にて公開。



