浜辺美波、目黒蓮が共演する映画『ほどなく、お別れです』に、野波麻帆、原田泰造、西垣匠、久保史緒里が出演していることが分かった。
本作は、就職活動に全敗し途方に暮れる中、とあるきっかけで葬儀会社にインターンとして就職したヒロインと、そんな彼女を厳しく指導する指南役の葬祭プランナーがタッグを組み、最高の葬儀を目指す「ほどなく、お別れです」シリーズの実写映画化。
今回発表された4人が演じるのは、とある理由で父が離れて暮らし、母は不慮の事故で亡くなってしまう長野家。突然の死をきっかけに、止まっていた家族の時間が再び動き出す。

女手一つで2人の子どもたちを育ててきたが、交通事故で亡くなる母・桂子役の野波は、「悲しいシーンが多かったため、少しさびしいですが、無事に撮影を終えてほっとしています。今回の役は、現場の空気感で家族像を作っていこうと思い、あえて役作りはしませんでしたが、既にそこには子どもたちが存在していて、安心して撮影に入ることができました。心にぐっとくるシーンが随所に登場します。ぜひ心を空っぽにして、感情むき出しで観てもらいたいです」とコメント。

親友の連帯保証人として借金を背負うことになり、桂子と離婚、離れた土地でひとりで暮らすが、数十年ぶりに会う子どもたちから、桂子の死を知らされる正史役の原田は、「泣くシーンが多く、緊張感が続いていたので、無事に終了して安心しています。離れ離れになった家族のことはずっと想っているのに、会ってはいけない…という想いを胸に演じました」と語った。

父親を恨んでいる息子・翔一役の西垣は、「実は今まで“死”というものに対し、あまり深く考える機会はなかったのですが、自分の身の回りでいつ起きるかわからないことですし、翔一を演じて考える機会をもらえました。いつか訪れるであろう別れに後悔しないためにも、本作が“死”について考えるきっかけになってくれたら嬉しいです」と話す。

反対する兄を気にしながらも、父親に母親の訃報を伝えるべきではないかと悩む娘・玲奈役の久保は、「この作品に参加させてもらったことで、幼い頃から強かった別れというものに対しての漠然とした恐怖心がなくなった気がします。ぜひ本作を観て、私と同じように何か心に届いてくれたらと思います」と思いを述べた。

桂子の死をきっかけに、長野家の絡み合う思いにも向き合う美空(浜辺美波)と漆原(目黒蓮)。長野家にどのような葬儀を提案し、執り行うのか、深くあたたかな家族愛に注目だ。
『ほどなく、お別れです』は2026年2月6日(金)より全国にて公開。



