ポップカルチャーイベント「東京コミックコンベンション2025」(以下、東京コミコン)の初日に「マーベル・ギャザリング・ステージ」が行われ、セバスチャン・スタン、ジョン・バーンサル、マーベル編集長のC.B.セブルスキーが登壇した。
日本のファンに向けてジョン・バーンサルは「皆さん、私たちを迎えてくださってありがとうございます。皆さんの笑顔や愛が本当にリアルなものなんだと感じとても心動かされています。ありがとうございます」とあたたかく挨拶をした。

続けてセバスチャン・スタンは「去年来ていただいた方が今年もまた来てくださっている。そして皆さんが私たちに会えるということで、非常にエキサイティングに感じてくださっていることもまた伝わってきます。実は裏でお寿司ばかり食べているのですが(笑)今日ここにお越しいただいている皆さんに会えて本当に嬉しく思っています」と笑顔で会場のファンに挨拶をした。

これまで多くの役者が演じてきたパニッシャー/フランク・キャッスルをどう演じようと思ったかを問われたジョン・バーンサルは、「まず、私生活では父であり夫です。ですので、私にとって自分の家族はとても大切です。そしてフランクなのですが大事な家族、命を奪われてしまうというところからダークな道のりを歩んでいくことになるのですが家族というのが一つ、大事な核になっていると思います」と役作りについて明かした。

『サンダーボルツ*』の撮影エピソードを聞かれたセバスチャン・スタンは「とにかく本当に撮影が楽しかった。グループにいた人たちが本当に素晴らしく、とても冗談を言い合えるような仲で。例えばデヴィッド・ハーバー、フローレンス・ピュー、とても才能に溢れる人たちだったのでとてもいい時間が過ごせました。なのでもし、この映画が好きだったという方は私たちが今度は日本で撮影ができるように、是非とも声をあげてください。私も続編を作りたいと思っています」と作品への意欲を見せた。
続けて『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』で期待しているポイントを問われたセバスチャン・スタンは「これに関してはあまり答えられないと思う。私も一体なにが起こるのか正直分かりません。そして誰が作るのかということも今の段階で私も分かっていないのですがロバート・ダウニー・Jr.がこの作品にカムバックすることは分かっています。彼は幅広いファンを持つ方なので皆さんにとって彼のカムバックはとても喜ばしいことなんじゃないかと思います」と答えた。

また、ジョン・バーンサルとセバスチャン・スタンは20年ほどの知り合いで、実はお互い『Tony n’ Tina’s Wedding(原題)』に最初の映画として出演していたという。ジョン・バーンサルは「2004年に映画を撮影してから21年を経て、こうして日本でもう一度ステージに上がっていることが本当にすごい!」と2人は笑顔で握手を交わし、会場からは拍手が湧き起こった。
「本当にセバスチャンが大好きで、彼のことをとても尊敬している。素晴らしい才能の持ち主で彼が出演している様々な作品を全て観ることが自分にとっての楽しみ。彼は唯一無二の存在だと思う」とセバスチャン・スタンの魅力を語った。

セバスチャン・スタンに加え『スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ』で共演しているトム・ホランドとは彼が17歳の時から知っており、一緒にオーディションテープを作った仲だったことを明かした。「セバスチャンもそうですが、若かった人たちがどんどん成長し今、活躍していることが本当にすごいことだと思う」と2人の飛躍を称賛した。
東京コミコンでしか見られないジョン・バーンサル、セバスチャン・スタンの2ショットに、あたたかなムードで包まれたステージとなった。




