Netflixで日本配信中のドラマ『ダイナマイト・キス』。女優アアン・ウンジン扮するヒロイン、コ・ダリムの涙が視聴者の胸を揺さぶった。
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ダリムは、家族を守るため“子持ち主婦”に身分を偽り、就職に成功した人物。強い責任感と優しい心を持つ彼女を知っている視聴者は、仕事も恋も成功してほしいと自然と応援するようになる。アン・ウンジンが演じるからこそ、さらに深く感情移入できるキャラクターだ。

(※以下、第8話までのネタバレあり)
12月4日に放送された第8話では、どうしても惹かれてしまうコン・ジヒョク(演者チャン・ギヨン)への想いを、必死に押し殺すダリムの姿が描かれた。
どんな状況でも明るく前向きだった彼女だが、胸の奥に押し込めた恋心の痛みはあまりにも大きい。人目も気にせず道端に座り込み、声をあげて泣いてしまうほどに。
この日、ダリムは朝からジヒョクの“婚約”を知った。自分が訪ねたあの夜、彼が冷たかったのは婚約のためだと誤解したダリムは、これ以上迷惑をかけまいと、彼に事務的に接すると決心。「プロでしょ!」と自分に言い聞かせながらも、トキメキと揺れる心はどうしようもなかった。
そんな彼女に反して、ジヒョクはますます冷たくなる。その態度に涙がにじみそうになるも、必死にこらえるダリム。何だかついてない一日を終えた彼女は、帰り道にジヒョクと笑い合った日々をふと思い出し、それだけで目に涙が溜まる。
そして、バスに乗ろうと走った瞬間、ハイヒールのヒールが折れてしまい、転んで座り込んだダリム。折れたヒールは彼女にとって「好きな人に気持ちを伝えられない、試練続きの自分の現実のように感じられたはずだ。
その瞬間、彼女は子どものように声を上げて泣き出す。自分がどうして泣くのかも理解してなさそうな、複雑で悲しい感情が溢れ出した瞬間だった。
ラブコメのヒロインが道端で泣き崩れる──それでも視聴者は彼女を愛おしく思い、幸せを願わずにはいられない。これは、アン・ウンジンという女優が丁寧に積み上げてきたダリムの物語が、視聴者の心を深く動かした結果だ。
第8話のラストでは、ダリムが子持ちママではないことをついにコン・ジヒョクが知る。ここから物語は大きく動くはずだ。長く続いたすれ違いと胸の内を隠し続けた二人の関係は、どう変化していくか。ダリムを応援する視聴者は笑顔になれるのか。
ラブコメ初挑戦にもかかわらず、見事な演技で唯一無二の存在感を発揮しているン・ウンジン。“替えがきかない”彼女の今後の熱演に期待が高まっている。
(記事提供=OSEN)
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