来月4月からはいよいよ春クールの新ドラマがスタート。今期は、新しい角度で描かれる斬新なテーマの作品が多いように思われる。そこで今日は、気になる作品をドラマニアな筆者が先取りしてご紹介。話題になりそうな11作品をピックアップしていく。
■期待大のオリジナル脚本がズラリ! 豪華共演にも注目!!

まずはこの作品。堤真一さんが27年ぶりに日曜劇場で主演をつとめることで話題の「GIFT」(4月の日曜21時~放送/TBS系)。本作は、天才“すぎる”頭脳を持った宇宙物理学者の主人公・伍鉄文人が、ひょんなことからパラスポーツである車いすラグビーと出会い、3年間勝利なしの弱小チーム・ブレイズブルズの再生に携わっていく絆の物語。山田裕貴さんをはじめ、本田響矢さんや八村倫太郎さんなど、今をトキメク俳優勢が車いすラグビーの選手役に体当たりで挑む姿にぜひ注目いただきたい一作だ。

また豪華共演と言えば、映画「ラストマイル」の新井順子プロデューサーが、岡田将生さんと再タッグを組むドラマ「田鎖ブラザーズ」(初回4月17日・金曜22時~放送/TBS系)にも注目。本作は、2010年に廃止となった殺人事件の時効――そのわずか2日の差で時効成立となってしまった両親殺害事件の犯人を追うため、刑事となった兄(岡田)×検視官の弟(染谷将太)が奔走する完全オリジナルクライムサスペンス。今回が6度目の共演という兄弟役の2人は一体どんな化学反応を見せてくれるのか。期待が高まっている。

さらに、共に芸歴20年以上という畑芽育さん&志田未来さんコンビがダブル主演をつとめる「エラー」(初回4月12日・日曜22時15分~放送/テレビ朝日系)も忘れてはならない。ある日、自ら命を絶とうとする女性を助けたつもりだったユメ(畑)は、その夜女性はビルから転落して亡くなったことを知る。一方、亡くなった女性の娘・未央(志田)は、母のせいで狂わされた運命に絶望して…。そんな2人が偶然に出会い、本来育むはずのなかった“友情”を育てていく――胸がしめつけられるような償いと赦しの物語をその目でしかとご覧いただきたい。

加えてもう一作、高橋一生さんが究極の二役に挑む、転生ヒューマンドラマ「リボーン ~最後のヒーロー~」(初回4月14日・火曜21時~放送/テレビ朝日系)についても触れておこう。上層社会を突き進んできたはずの主人公IT社長・根尾光誠が誰かに突き落とされて――気がつくと、借金まみれの下町商店街の青年に転生していた! しかも、そこはなぜか14年前で…。一体どうして人生をやり直す羽目になってしまったのか。自分を殺した犯人を見つけ出すための再生の物語が開幕する。
■他にも、予想のつかない設定・展開にワクワクのオリジナル作品が――

永作博美さんが主演をつとめる「時すでにおスシ!?」(初回4月7日・火曜22時~放送/TBS系)は、笑いあり・ロマンスあり・そしてまさかの“おスシ”ありという斬新な人生応援ドラマ。子育てを終え、戸惑いながらも自分のために第二の人生を歩み始めた主人公・待山みなとが選んだのは、おスシについてとことん学ぶ「鮨アカデミー」だった。講師役を演じるのは、白い割烹着がよく似合っている松山ケンイチさん。個性的な仲間たちとの出会いに刺激を受けながら前向きに生きる男女の姿をとくとお楽しみいただきたい。

また、黒木華さんが主演をつとめ、野呂佳代さんがバディ役を演じる異色の政治ドラマ「銀河の一票」(初回4月20日・月曜22時~放送/フジテレビ系)についてもご紹介しておこう。政治家の不正を密告する告発文をきっかけに、すべてを失った与党幹事長の娘で秘書の主人公・星野茉莉が、偶然出会った政治素人のスナックママ・月岡あかり(野呂佳代)を東京都知事にすべく選挙に挑む“選挙エンターテインメント”。共演には、優秀な国会議員役で松下洸平さんの出演も決まっており、一体どんな作品に仕上がるのかワクワクの一作。

加えて、予想不可能といえばこの作品。前代未聞のSFラブコメディー「ターミネーターと恋しちゃったら」(初回4月4日・土曜23時~放送/テレビ朝日系)は、Snow Manの宮舘涼太さんが“400年後の未来からやって来たイケメンアンドロイド”・時沢エータを演じる衝撃作! 彼に組み込まれているプログラムは、何者かに狙われているヒロイン・神尾くるみ(臼田あさ美)を護ることだというが…。行動も言動も人間離れしているエータに、くるみは戸惑うばかり。一筋縄ではいかない2人の想いはどう重なり合い、恋に発展していくのか。斬新過ぎる設定の本作を要チェック。
■原作アリのドラマも豊作! 恋愛から文学まで、話題の作品が目白押し

累計500万部を突破した「にぶんのいち夫婦」の漫画家・黒沢明世さんの最新作となる「今夜、秘密のキッチンで」。今年3月にWEBコミック連載がスタートしたばかりの本作が、同時開発という新しい試みでドラマ化される(初回4月9日・木曜22時~放送/フジテレビ系)。物語は、誰もがうらやむ幸せな結婚をしたはずの主婦(木南晴夏)が、モラハラ夫からの仕打ちを受ける地獄のような日々を送る中、突然目の前に現れた“ある秘密を抱えた”イタリアンのシェフ(高杉真宙)と特別な夜のキッチンを舞台に恋に落ちていくというもの。恋愛×料理という、ドキドキを誘う設定が魅力のファンタジック・ラブストーリーだ。

原作アリといえば、秋吉理香子さんの人気ミステリー小説を原作とした「月夜行路 -答えは名作の中に-」(初回4月8日・水曜22時~放送/日本テレビ系)も話題を集めている。本作は、文学オタクの銀座のバーのママ・野宮ルナ(波瑠)が、家庭に居場所のない主婦・沢辻涼子(麻生久美子)と、名作文学の知識をヒントに事件の謎と人間ドラマを紐解いていく“痛快文学ロードミステリー”。紹介される文学豆知識の数々は、きっと人に話したくなること間違いなしだ。

さらに、実写化と聞いて驚いたのがこちらの作品。押見修造さんによる同名伝説的コミックを原作とした「惡の華」(初回4月9日・木曜24時~放送/テレビ東京系)だろう。本作はこれまでにアニメや映画、舞台化などがなされ、様々な形でファンを魅了してきた。ある日、ひょんなことから憧れのクラスメートの体操着を盗んでしまった春日高男(鈴木福)は、その光景を見ていたクラスメートの仲村佐和(あの)に翻弄されることに…。思春期の心の変化を丁寧に描いた衝撃的作がテレビではどのように描かれるのか。
さらにもうひとつ、実写化と聞いて驚いたのが、意志強ナツ子さんの「るなしい」(初回4月2日・木曜24時30分~放送/テレビ東京系)。“火神の子”として生きる女子高生・郷田るなは、祖母と営む鍼灸院で信者ビジネスを行なっていた。その背景ゆえ、学校では孤立してしまい…。だがある日、いじめから救ってくれた学校の人気者・ケンショーに恋をしてしまう。しかし、“神の子”に恋は許されない。恋心を抑えることができなかったるなはケンショーに告白するが、あえなく失恋。気持ちを弄ばれたと感じ、ケンショーへの復讐を決意する。深夜枠の放送で、手に汗握る展開が予想される一作。
以上、4月スタートの春ドラマはいかがだっただろうか。ドラマニアな筆者が注目の11作品。ぜひ、視聴の参考にしてみては?




