小学6年生の夏美(菅野莉央)には、難しい病気で11年間眠ったままの姉・愛(加藤ローサ)がいる。いばら姫のように美しく眠る愛を中心に、父と母の4人で、それでも穏やかに暮らしている。しかし、夏休みのある日、母・陽子(南果歩)の妹でカメラマンの真理子(カヒミ・カリィ)が、遠く南米の地で事故に巻き込まれたという連絡が入る。夏美を残し、慌しく現地へ出発する両親。姉妹が生まれて初めて2人きりになった夜に、奇跡は起こる! 愛が突然目を覚ましたのだ。いつの間にか19歳になったことに戸惑う愛。そして、心は8歳のままの無邪気な姉に振り回される夏美。失った時間を埋めるように、2人だけのかけがえのない3日間の冒険が始まる――。原作は、古屋兎丸の同名短篇コミック。無邪気な姉と真面目な妹の、どこかちぐはぐした、でもウキウキした気分と、やがて心の通い合うまでの姿を、時に繊細に、時に水中での大胆な演出で瑞々しく映像化。
ウスイヒロシ
東京国際映画祭が開催され、連日メディアが映画の話題で賑わった10月。そんな中、NEWSアクセスランキング堂々1位を飾ったのは、世界で700万本以上の売り上げを誇るゲームソフトをもとにした映画『DOA/デッド・オア・アライブ』日本公開初日決定のニュース。月末25日のニュースにも関わらず、月間トップアクセスを記録し、注目の大きさを物語っている。
姉と妹が過ごす奇跡の3日間を描いた『いちばんきれいな水』は、加藤ローサ主演のハートフルムービー。古屋兎丸の原作をミュージックビデオディレクターとして活躍する映像作家ウスイヒロシが監督に踏み切った作品だ。姉妹(愛と夏美)の叔母でカメラマン役の真理子を演じたカヒミ・カリィにこの映画のみどころをインタビューした。