港区赤坂にある“ゴルゴダの森”で、岡野刑事(国広富之)が失踪。続けて岡野の足取りを追っていた雷(小出早織)までも姿を消してしまう。そもそも、岡野が森へ向かったのは、人生で最も不吉な星回りにある“多聞殺”の厄払いのため。そこで警視庁副総監・難波零(夏帆)を呼び出し、以前富士見署で岡野とコンビを組んでいた松山刑事(松崎しげる)と一緒に捜査に当たるよう命じる。岡野と同じように“多聞殺”に見舞われている松山ならば、幾多の災厄を招いた末に最終的には岡野にたどり着くはず。零や雷の祖父である警視総監が、そう考えたというのだ。狙い通り、零と松山はゴルゴダの森で岡野の手がかりを見つける。だが2人の前に雷が立ちはだかった。洗脳を得意とする石川五右衛門の子孫・小百合(星野真里)にあやつられた雷は零に襲いかかり…。
田沢幸治