ミュージシャンを夢見て上京したカツヲ(石田真人)は、デビューを前に突然、地元へと帰ってきてしまった。花火大会のライブ出場募集を聞きつけた彼は、高校時代のバンド仲間のマスオ(板倉義之)の元へ向かう。2人は、さっそくメンバー探しに乗り出し、トラブルで大阪から田舎に住む祖父の元へ預けられた少女・玉枝(小池里奈)をドラマーとして誘う。さらに、出世の夢を絶たれ、途方に暮れていた元エリートサラリーマンの舟木(山本剛史)もギターの腕を見込まれ、バンドに参加することに。4人は花火大会に向けて練習を重ねるが、カツヲの不可解な言動にふり回され、バンドは空中分解の危機に陥ってしまう…。
柴田剛