1980年代の中国、豊かな自然が広がる雲南省の農村。そこに、知的障害を持つインタウ(ミャオ・プゥ)は、足の不自由なグォワン(トゥオ・グオクァン)と結婚。2人は、養鶏や養豚で細々と生計を立て、貧しいながらも、互いを思いやり、支え合いながら暮らしていた。ある夜、インタウに腹を立てたグォワンは、彼女を家から追い出してしまう。そしてインタウは、暗い夜道を歩いていると泣いている赤ん坊を見つける。その赤ん坊を家に連れ帰り、ホンホンと名付けた。そして、インタウの生活は、ホンホン中心に。だが、妻が赤ん坊に夢中になり、寂しさと生活の苦しさから、グォワンはインタウに内緒で娘をよその夫婦にあげてしまう…。突然のことに戸惑いショックを受けるインタウ。フラフラになり、服もボロボロのまま娘を探し回る彼女を心配して、グォワンもまた探しに出かける。そんな妻に根負けして、ホンホンを取り戻し、再び家族の幸せな生活が始まる――。『初恋のきた道』の脚本家が再び贈る、愛と優しさにあふれる物語。第20回東京国際映画祭「アジアの風」部門出品作品。
チャン・ジャーペイ