1916年、カイロに赴いている英国陸軍のロレンス少尉(ピーター・オトゥール)は、トルコへの反乱に意気込むアラブ民族の現状を確かめに向かった。そこで彼は、反乱軍の非力を痛感し、アラブ種族をまとめ上げてゲリラ戦へ打って出る。やがて、トルコの一大拠点を巡って激闘を展開し、勝利する。そして、再びゲリラ戦の指揮官として新しい任務を与えられ、トルコ軍を打倒するロレンス。だが一方で、アラブ同士の争いが起こり、彼の尽力も虚しく徐々に孤立していく…。実在の英国陸軍将校、トマス・エドワード・ロレンスが率いた、オスマントルコからのアラブ独立闘争を描いた歴史映画。1962年に製作された不朽の名作『アラビアのロレンス』を復元した『アラビアのロレンス/完全版』('88)の音声をデジタル化したニュープリント・バージョン。
デヴィッド・リーン
『アラビアのロレンス』をご覧になったことはありますか? 壮大なスケールで描かれる“最後の超大作”。第35回アカデミー賞7部門受賞作。映画史に名を残す名作中の名作です。TVで何度も放映されているので、ご覧になった方も多いと思いますが、では、劇場では? 昔の名作は、なかなか劇場で観る機会がないものですが、この作品は違います。幾度か、映画ファンの要望に応えるかのように劇場公開されていますが、実はこの年末もチャンス。12月20日(土)から、テアトルタイムズスクエアで完全版が公開されます。デビッド・リーン監督の生誕100周年を記念しての公開なのです。
ヨーロッパ映画の普及を目指し、関西発の映画祭として厳選された作品を広く紹介し、親しまれてきた「大阪ヨーロッパ映画祭」が今年で15回目を迎え、12月5日(土)までの日程で開催されている。今年の本映画祭で名誉委員長を務めるのが名作『アラビアのロレンス』に『ドクトル・ジバゴ』、『インドへの道』と計3度のアカデミー賞作曲賞を受賞したモーリス・ジャール。『アラビアのロレンス』は完全版ニュープリントバージョンとして来月より劇場公開されるが、これに先立ちジャール氏が来日を果たし、11月12日(水)に記者会見が開かれた。