フランスのジャーナリスト、マリー=モニク・ロバンは、取材に行く先々で巨大多国籍企業「モンサント社」の黒い噂を耳にする。その真偽を確かめるために、インターネットでの情報収集や、アメリカなどの現地に赴き3年間にわたり証言を集めていった。本作は、「モンサント社」の1世紀にわたる歴史を語ると共に、現在のモンサントとその主張を、多くの証言と機密文書によって検証していく。「1ドルたりとも、儲けを失ってはならない」、その企業体質は、はたしてどんな犠牲を私たちに強いるのだろうか。世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を誇るアグロバイオ企業の、クリーンなイメージに隠された裏の姿をカメラは追う。
マリー=モニク・ロバン